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明大攻撃陣の鍵を握る男・榊原に注目

スポニチアネックス / 2025年2月6日 10時32分

明大・島岡元監督のパネル前で今季の活躍を誓う榊原

 新3年生となって上級生の自覚が芽生えてきたのが、明大の榊原七斗外野手(報徳学園)。昨秋は途中から外野のレギュラーをつかみ打率・289、2本塁打、10打点とブレークを予感させる数字を残した。戸塚俊美新監督は「木本(主将)と小島以外は横一戦」とレギュラーの確約はしていないが、1番打者の最有力候補に挙がっている。

 年末年始は兵庫・高砂市の実家近くにあるジムに通い、徹底的に肉体を鍛えた。「鍛えた成果で体重が3キロ増えました」と75キロから78キロに。パワーアップしながら「走っても体は重くありません」と笑顔で話した。

 今年に賭ける思いは強い。榊原には忘れられない打席がある。昨秋の早大3回戦。4回、8回と走者を2人置いていずれも伊藤樹の前に三振に倒れた。特に8回は簡単に追い込まれ、高めの吊り球に手を出して3球三振。0―2で敗れ、試合後は目を真っ赤にはらして帰りのバスに乗り込んだ。あの悔しさと情けなさは二度と繰り返さない。春休みに入り、思う存分練習に打ち込んでいる。

 高校時代は二刀流。投げては左腕から144キロ、50メートルは6秒。遠投も100メートルを超える。外野の守備範囲も広く、プレースタイルはヤクルトで活躍する丸山和郁そっくりだ。「打率は最低でも3割、ベストナインを狙いたい。そして出塁率にこだわりたい。盗塁企画数も増やし、僕が得点圏にいれば相手にもプレッシャーになると思うんです」。4シーズンで盗塁数はまだ「2」と少ない。春のオープン戦で積極的に盗塁を仕掛け経験を積むつもりだ。

 昨年は春秋とも早大に勝ち点を落とし、優勝を逃した。“天敵”伊藤樹を攻略するためにも榊原の活躍が不可欠となる。

 

 ◇榊原 七斗(さかきばら ななと)2004年(平16)7月15日生まれ、兵庫出身の20歳。小学校で野球を始め、中学は全播磨ヤング(硬式)―報徳学園。投手と外野手の二刀流。甲子園出場はなし。明大では1年春から出場し、8打数4安打、2打点をマーク。4シーズンで86打数25安打、16打点、打率・291。目標は明大の先輩・丸山和郁。1メートル73、78キロ、左投げ左打ち。

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