つば九郎休養にファン動揺…3日前ブログに700件近い声「想像以上の長期療養」「心配し過ぎて涙出る」

つば九郎

　ヤクルトの超人気マスコット「つば九郎」の長期休養が6日に発表され、ヤクルトファンのみならず、全国のプロ野球ファンからお見舞いと心配の声が相次いでいる。

　ヤクルトはこの日午前、球団公式サイトに「つば九郎の活動に関するお知らせ」と題したリリースを掲載。2月と3月につば九郎が出演を予定していた全イベントについて中止や出演見合わせを発表した。

　また、「オープン戦・公式戦主催試合につきましても、しばらくの間、出演を見合わせます」と2月15日の広島戦（浦添）から始まるオープン戦ならびに今季ホーム開幕戦となる4月1日の広島戦（神宮）以降の主催公式戦も当面の間は出演を見合わせるとしている。

　つば九郎は1994年4月9日の阪神戦（神宮）でデビュー。通算2000試合連続出場を控えた2022年4月21日、妹の「つばみ」とともに新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と認定されて連続出場記録は途絶えたものの、同年8月5日の巨人戦（神宮）でプロ野球マスコットとして初となる前“鳥”未到の2000試合出場を達成した。プロ野球名球会からも特別表彰を受け、会員の証であるブレザーも授与された。

　昨年4月にデビュー30周年を迎えたばかり。契約更改では毎年、球団とお決まりの“銭闘”を繰り広げ、2012年12月と21年12月にはFA宣言するなど球界内外を巻き込んだ“茶番劇”が定番で、シーズンオフもファンを飽きさせず話題を提供してきた。

　中日マスコット「ドアラ」らと共演することも多いディナーショーも毎年大盛況で、グッズ販売の売り上げも人気選手たちを差し置いて例年1位に。ほぼ毎日、多い時は一日に数回更新することもあるブログも大人気だが、キャンプ地の沖縄から発信した3日午後5時31分を最後に更新が止まり、心配の声が相次いでいたなかでの長期休養発表となった。

　そのブログのコメント欄には6日午後3時時点で700件近いコメントが寄せられ、「想像以上の長期療養でとても心配です」「心配し過ぎて涙出る」「早く元気になりますように」「自主トレ期間くらいから、ブログに変化があって心配してました」「身体も心も肝臓も休ませて下さい」「あなたが居ないとスワローズは始まりません！」などと心配する声が相次いでいる。

　なお、球団は「つば九郎の出演を楽しみにしていただいたファンの皆さまには申し訳ございませんが、ご理解くださいますよう、お願いいたします」としている。