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【王将戦第3局】藤井王将 異次元「6二銀不成」指摘 ネット騒然「将棋星人」「見えてたのか」

スポニチアネックス / 2025年2月6日 20時47分

<ALSOK杯第74期王将戦第3局2日目>感想戦を行う藤井王将(右)と永瀬九段

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第3局が5、6日の両日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で指され、藤井聡太王将(22)=7冠=が挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に勝利した。通算成績は藤井の3連勝で、王将4連覇に王手をかけた。

 先手永瀬、後手藤井で行われた第3局。角換わりの出だしから藤井は右王に。藤井が馬を作るなど気持ちよく攻めているように見えるが、攻守ともに陣形が不安定。永瀬は守りを固めつつ、攻撃のタイミングを図る展開が続いていた。

 途中千日手の可能性もあったものの、藤井は回避して98手目△3六歩と勝負に出た。自陣の飛車を追い込まれ、馬のラインを生かした攻め筋を見せる中、藤井の王は中段に飛び出す。永瀬も115手目▲3八銀と粘りの一手だったが、藤井がかわして勝利を収めた。

 勝負の分かれ目とされるのが、永瀬が113手目に指した▲4四桂。相手の銀を取り込む自然な一着で、その後4六馬と好位置に引いて先手良しと見られていた手だった。だが評価値上では、永瀬優勢だったところから▲4四桂で逆転。王を下段に逃がした後、上部からの追撃が続かず藤井王が寄らないことが判明した。藤井が△同王と応じた後、永瀬は寄らないことに気がついたのか22分使って▲3八銀。体勢を立て直す粘りの一手だったが、緩みが生じて藤井の攻めのターンに。

 113手目でAIが示した最善手は▲6二銀不成。△同金から3二の金を狙うのが寄せの急所だったようだ。だが相手の銀を取るのではなく、自らの銀を捨てて攻め込む普通なら浮かばない手だ。

 お互いにリラックスした表情で、笑い合う場面もあった感想戦では、113手目について藤井が指摘すると、永瀬が「え!それいいんですか…」「なるほど…」と反応した。

 2人のやりとりを受け、ネット上では藤井の指摘に驚きの声が上がった。「感想戦で確かに藤井王将『4四桂と取らず、6二銀という手がある』って言ってますね すごっ」「藤井王将、やっぱ6二銀不成見えてたとか将棋星人だわ 永瀬九段この負け方は結構しんどいかと思ったけど、感想戦はいつも通り楽しそうで良かった」「#藤井聡太王将は6ニ銀不成を指摘!#永瀬拓矢九段は『全く読んでいなかった』とのこと それだけ難しい手だったのだろう。それにしても藤井王将、恐るべし!!」「6二銀不成って普通読み対象か除外だろ普通。藤井マジックか」「藤井聡太王将、なんと▲6二銀不成の絶妙手が見えていたとのこと…分かってて誘導したのか。勝負術と読みの量が恐ろしすぎます…」などとコメントが相次いだ。

 藤井は実際に見えていたわけではなく、終局後、立会人の青野照市九段からこの最善手を聞き、感想戦で指摘したという。それでも異次元の手に将棋ファンは大いに沸いた。

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