阪神 今季初実戦で門別VS茨木 ローテ争う高卒3年目が紅白戦先発でマッチアップ

＜阪神宜野座キャンプ＞投球練習する門別（撮影・北條　貴史）

　高卒3年目の左腕と右腕が、藤川阪神の今年初実戦で火花を散らす。第2クール3日目の8日に行われる紅白戦に、門別と茨木が先発することが6日、分かった。昨年のチーム初実戦だった2月11日の紅白戦と、同じマッチアップとなる。

　門別は昨春キャンプで、岡田監督（現オーナー付顧問）から大きく期待を寄せられた左腕。シーズンでは1軍初登板こそ果たすも、5試合0勝2敗、防御率4・50と、プロ初勝利には手が届かなかった。かねて「今年はまず初勝利ですけど、5勝以上は挙げたい」と意気込んでおり、好発進を期す。対する茨木は1軍未登板も、昨季2軍では規定投球回に到達して7勝4敗、防御率3・64と地力を養った。こちらも今キャンプ前から「紅白戦に向けて徐々に状態を上げたい」とアピールを見据えていた。

　いずれも北海道出身で、昨年12月に帰省した際にはともに練習した仲。とはいえグラウンドに立てば先発6枠を争うライバル同士だ。猛虎の未来を担う若き2人の対峙（たいじ）から、サバイバルが本格的に幕を開ける。