【野球のギモン 知ってQ】DeNA・梶原 テーマは打撃と走塁 師匠・柳田は盗塁王に太鼓判

DeNA・河田コーチ（右）の走塁指導を受ける梶原（撮影・島崎忠彦）

　いよいよスタートした2025年の春季キャンプにおいて「野球のギモン　知ってQ（きゅー）」と題し、各球団の選手たちに野球の疑問をぶつけます。投球、打撃、守備、走塁だけでなく、道具へのこだわり、練習法など質問はスポニチ野球記者など公式X（旧ツイッター）で随時、募集中。今回はDeNA・梶原昂希外野手です。

　Q:今回のキャンプで重点的に取り組みたいことや、目標はありますか？

　A:　DeNA・梶原は「今キャンプのテーマ」について「特に打撃と走塁です」と強調。「足を生かすことをより追求したい」と続けた。

　3年目だった昨季はシーズン中盤から出場機会が増え、自己最多の91試合に出場。打率.292、4本塁打、30打点を残し、チームトップの16盗塁もマークした。ポストシーズンでは1番に定着。26年ぶりの日本一に大きく貢献した。オフは3年連続でソフトバンク・柳田の自主トレに参加。師匠と約束した打撃の目標は「規定打席到達で打率3割、20本塁打」と頼もしい。

　盗塁については柳田から「どうせ盗塁王は獲るでしょ」と言われるなど球界を代表する選手からも高く評価されているが、レギュラーが確約された立場ではなく、より打撃でのアピールが必要。今キャンプでは逆方向の左翼への打球を意識し、長打力だけでなく、確実性も高めている。まだまだ潜在能力を秘める25歳。4年目のさらなる飛躍へ、妥協のない日々を送っている。