健大高崎・高山裕次郎が神奈川大野球部寮に入寮「全て出し切ってプロに行けるように」

神奈川大に進学予定の高山

　神奈川大学野球リーグの神奈川大に進学予定の健大高崎（群馬）の高山裕次郎（3年）が、同大の野球部寮に入寮した。「待ちに待ったというか、最初から全力でできるような準備と覚悟を持ってやってきたので楽しみです」と意欲を見せた。

　健大高崎3年時に選抜で優勝し、高校日本代表にも選出された内野手。神奈川大への進学は「早いうちから声をかけていただいた。自分が全力で野球に打ち込める環境だと思った。それが決め手です」と明かした。広島スカウトの父・健一氏からは「まあ、頑張れよ」と短い言葉で送り出された。

　目標の選手にはオリックス・西川を掲げる。「自分の中ではタイプが似ているのかなと。小さい頃から見ていて、カープにいるときもYouTubeとか試合を見たりしていました」。大学では広角に打ち分ける打力に磨きをかけるつもりだ。

　岸川雄二監督は「庄子が安打記録をつくって（ソフトバンクの）ドラフト2位でプロに行った。それを超えて1位で行けるように」と期待を寄せる。神奈川リーグ通算116安打の記録をつくった先輩の背中を追いかけながら「超えることが目標です。高校の3年間、大学の4年間、全て出し切ってプロに行けるようにやっていきたい」と力を込めた。（川島　毅洋）

　◇高山　裕次郎（たかやま・ゆうじろう）2007年（平19）1月8日生まれ、群馬県前橋市出身の18歳。小1から野球を始め、南橘中では前橋ボーイズでプレー。健大高崎では1年春にベンチ入り。好きな芸能人はMr.Childrenで好きな曲は「終わりなき旅」。1メートル74、79キロ。50メートル走は6秒3、遠投105メートル。右投げ左打ち。