【カーリング】決勝進出フォルティウスの吉村「内容も良かった」悪夢逆転負けから立て直した

勝利を喜ぶフォルティウスの（左から）近江谷、吉村、小野寺、小谷（撮影・小海途　良幹）

　◇カーリング日本選手権第6日（2025年2月7日　神奈川・横浜BUNTAI）

　女子の2次リーグ最終戦で、フォルティウスが北海道銀行を6―5で下し、通算4勝1敗とした。フォルティウス、北海道銀行、ロコ・ソラーレが通算4勝1敗で並び、当該チーム間の対戦成績も1勝1敗の五分。ドローショットチャレンジ（DSC）でフォルティウスの1位が決まり、9日の決勝に進出した。

　前日（6日）はロコ・ソラーレを相手に勝利目前に迫りながら、6―4の最終第10Eに3点奪われる大逆転負け。悪夢から一夜、きっちり立て直し接戦をモノにした。スキップの吉村は「最後までいいショットをつなげて勝つことができてうれしい。内容も良かった」と振り返った。

　ミラノ・コルティナ五輪に望みをつなぐためには、今大会の優勝が必要となる。「ここまで来たらやってきたことを出して、最後まで粘り強く自信を持ってプレーしたい」と吉村。9日の決勝では、ロコ・ソラーレ─北海道銀行の勝者を迎え撃つ。

　▼ドローショットチャレンジ（DSC）　各試合前には先攻と後攻「ラストストーンドロー」（LSD）が行われる。2投を合計してハウス中心からの距離が短いチームが、有利な後攻でスタート。DSCはLSDを元に算出され、各試合のLSDから悪い数値2つを除いた平均値で勝敗を決定。DSCはフォルティウス（18・1）、北海道銀行（26・4）、ロコ・ソラーレ（27・5）の順だった。