日本ハム 4年目達が“ダルさん流”で半袖ブルペン

ブルペンで投げ込む日本ハム・達（撮影・高橋　茂夫）

　最高気温13度。風が吹き荒れる沖縄・名護では体感はもっと低いが、7日の日本ハム・達は半袖だった。「最近、思ったんですけど半袖の方が動きやすいなって。普通に身にまとっているものがないので。昨年の秋から半袖で投げている」と、9日の紅白戦に向けてブルペン入りした。

　昔から「投手は長袖」と言われてきた。半袖だと汗が指先にしたたり、ボールが滑るからだ。しかし、達は「今まで先入観があったので、なかなか踏み込めなかったところでもあるんですけど。まあ、ダル（ビッシュ）さんも半袖なので大丈夫なのかな？って」と、既成概念は取り除く。

　高卒3年目を終えた昨オフに米国へ武者修行。「年寄りの方でも僕らが持つ重りでトレーニングしている。強くないと家族を守れない」と日本との文化の違いを目の当たりにし、より先入観を疑うようになった。勝負のプロ4年目。入団から期待され続けた大型右腕が、開幕ローテーション入りへ袖をまくる。（清藤　駿太）