渡辺明九段、離婚していた 結婚20年目に自ら切り出した 今後も別居せず伊奈氏の夫婦漫画も継続

昨年に離婚していたことが分かった渡辺明九段と伊奈めぐみ氏

　将棋の渡辺明九段（40）が7日、自身のX（旧ツイッター）で、漫画家の伊奈めぐみ氏と昨年離婚していたことを明かした。伊奈氏が連載する渡辺の日常を描いた漫画「将棋の渡辺くん」では夫婦の軽妙なやりとりが人気だけにファンに衝撃が走った。渡辺は「夫婦で応援してくださった方に申し訳なく思います」とつづった。離婚はしたが今後も一緒に生活し漫画の連載も続く。

　15歳でプロ入りし、2004年に19歳で結婚。20歳の時に長男が誕生した。将棋関係者は「仲が悪くなったわけではないと聞いています。若くして結婚した2人だけに、結婚20年のタイミングでお互い自由になってみようと、渡辺さんから切り出したそうです。伊奈さんも背中を押したみたい」と話す。“いい夫婦の日”に当たる11月22日に離婚したといい「独特な感性を持っている2人らしい」（同関係者）とした。

　渡辺は昨年夏前にフットサルで左膝を痛め、その後、前十字じん帯断裂などと診断された。手術を受けたが、1月のA級順位戦では足の痛みで途中投了。思うように将棋が指せない日々が続いている。渡辺は「弱音を言っては話し相手をしてもらって、励まされています」と感謝。「引き続き漫画の応援と、自分もケガからの回復を目指して頑張りたい」と結んだ。