【カーリング】フォルティウス1位突破! カーママ吉村“5度目の正直”五輪切符挑む
スポニチアネックス / 2025年2月8日 5時2分
◇カーリング日本選手権第6日(2025年2月7日 横浜BUNTAI)
カーリング日本選手権は2次リーグ最終戦が行われ、女子はフォルティウスが北海道銀行を6―5で撃破。3チームが通算4勝1敗で並んだが、規定により1位となり、9日の決勝進出を決めた。23年12月に第1子となる長男を出産して復帰したスキップ吉村紗也香(33)を中心に接戦を制した。過去4度の五輪挑戦はすべてはね返されたクールビューティーが“5度目の正直”に前進した。2位北海道銀行、3位ロコ・ソラーレは8日の準決勝で対戦する。
第10エンド(E)に大逆転負けを喫したロコ・ソラーレ戦から一夜。今大会無敗の進撃終了とともに緊張の糸も切れていておかしくない状況で、フォルティウスの4人が確かな強さを見せた。北海道銀行戦は息詰まる展開となり、5―5で第10Eに突入。有利な後攻で確実に1点を取り、接戦をものにした。
「今日はクロスゲームになる心構えでいた。最後まで集中力を切らさずに戦えた」と吉村。両軍ともビッグEをつくれなかったのは、4人全員が役割を果たした証拠。特に第10Eの12投目にサード小野寺佳歩がハウス内の相手ストーンをはじき出したことが勝利への呼び水となり、吉村も「(前にいて)本当に楽。最強のスイーパー2人もいるので」とメンバー全員に感謝した。
一昨年に長男を出産。復帰に向けて献身的にサポートしてくれたのが、五輪3大会に出場した元祖カーママこと船山弓枝コーチだ。産後の体づくりなど、同コーチが経験してきたことを助言され、出産以前に「戻す」のではなく「新たな自分をつくり出す」ことに着眼点を置いてトレーニングした。吉村は復帰前から練習に足を運び、的確なアドバイスも送った。同コーチは「むしろ充電期間のような感じで戻ってきてくれた」と目を細める。
常呂高3年だった10年バンクーバー大会から挑戦してははね返され続けた五輪への思いを問われ、「まずはこの大会に全集中している」と話した吉村。まずは優勝、そして9月に行われる五輪代表候補決定戦へ。大会期間中は地元北海道に残している愛息のため、必ず朗報を届ける。
▽五輪への道 日本代表の条件は24年日本選手権優勝(女子はSC軽井沢ク)、25年同優勝、世界チームランク日本最上位かつ24年または25年の日本選手権で3位以内などを満たすチーム。女子最上位ランクは5位のロコ・ソラーレで、今大会3位以内を確定させ、9月の代表候補決定戦進出が決定。優勝なら昨年覇者のSC軽井沢クと決定戦で一騎打ち。北海道銀行かフォルティウスが優勝なら3チームで五輪候補を争う。国別の五輪出場権は24、25年の世界選手権のポイント上位7カ国に与えられる。
≪4勝1敗で並ぶと直接対決の勝敗→DSCの順で決定≫女子2次リーグは3チームが4勝1敗と並んだ。通算成績が並んだ場合は、直接対決の勝敗、ドローショットチャレンジ(DSC)の順で決めることになっている。直接対決はいずれも1勝1敗だった。DSCとは各試合前に先攻と後攻を決めるラストストーンドロー(LSD=ストーンを投げ、ハウスの中心に近い方が上位)の大会を通じての数値。各試合のLSDから悪い数値2つを除いた平均値(センチ)で、フォルティウスは18.1で1位、北海道銀行は26.4で2位、ロコ・ソラーレは27.5で3位となった。
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