神戸DF山川「戦えるメンバーで勝利を目指す」富士フイルム・スーパー杯で広島と激突

神戸・吉田監督

　新シーズン開幕を告げる富士フイルム・スーパー杯はきょう8日、国立競技場で行われ、昨季J1連覇と天皇杯の2冠を達成した神戸と、昨季J12位の広島が対戦する。7日に取材対応した神戸の吉田孝行監督は「今いる選手、フレッシュな選手、試合に臨める選手で連戦を戦っていく」と意気込んだ。広島戦は主力を温存し新戦力を積極的にトライする可能性がある。

　11日には1次リーグ突破が懸かるACLE上海海港戦があり、15日はリーグ開幕・浦和戦が控える。重要な試合が続くうえに富士フイルム・スーパー杯から最大8連戦のハード日程になる。井手口とカエターノは筋肉系トラブルで離脱。佐々木や宮代らも4日の公開練習に姿を現さなかった。史上2クラブ目のリーグ3連覇と悲願のアジア制覇のためには新戦力の融合や若手の成長が不可欠だ。

　J2長崎へ移籍した山口蛍から主将の責務を引き継いだDF山川は「昨年の2冠は全員の力。引き続き大事にしたいし、戦えるメンバーで勝利を目指す」と力を込める。総力戦で序盤の過密日程を乗り切る。　（飯間　健）