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ソフトバンク・広瀬が侍にサプライズ選出 井端監督から“熱男”になれ!!

スポニチアネックス / 2025年2月8日 6時1分

フリー打撃で快音を響かせるソフトバンク・広瀬(撮影・成瀬 徹)   

 侍ジャパン日本代表の井端弘和監督(49)が7日、松田宣浩野手総合コーチ(41)とソフトバンクの宮崎キャンプを視察。3月5、6日の強化試合・オランダ戦(京セラドーム)の最終候補に広瀬隆太内野手(23)ら4選手を選出した。キャンプB組(2軍)スタートの慶応ボーイはサプライズ選出。松田コーチとDeNA・牧をイメージし、強打の右の内野手となるよう激励された。

 B組で二塁守備ノックを終えた広瀬は井端監督のもとに出向き、深々とお辞儀した後にしばし話し込んだ。

 「二塁、三塁、一塁すべてのポジションで期待していると言われました。“松田コーチみたいになってくれ”と言われました。期待していただけるのは凄くありがたいです」

 慶応幼稚舎初のプロ野球選手。慶応一筋の右の大砲候補を井端監督は慶大時代からチェックしており、現在、2軍中心のB組にいるものの、若手中心で臨む3月の強化試合メンバーに抜てきした。広瀬には球団OBである松田野手総合コーチを理想とするよう促したが、視察後は日本代表に定着するDeNA・牧の名前も挙げた。

 「セカンドで20本塁打を打てる可能性がある。牧くらいポテンシャルのある選手ですし、貴重。なかなかいないし、楽しみな選手」と指揮官の称賛は止まることがなかった。

 松田コーチは、現役時代に「熱男!」の本塁打パフォーマンスを定着させ、牧も同様に「デスターシャ」の“持ちネタ”がある。ただ、広瀬自身は「僕は明るいキャラじゃないんですけど…。でも盛り上げることは大事。松田さんを見習えたらな」と控えめに意気込んだ。松田コーチからは昨春キャンプで思い切りのいい打撃を絶賛された縁もある。

 慶大では大学日本代表にも選出されたが、プロ1年目の昨季は期待に応えられなかった。5月28日巨人戦で1軍初出場。6月14日の阪神戦でプロ初本塁打も放ったが、7月に2軍落ちし、35試合で2本塁打含む9打点、打率・233。「1軍で数字を残さないと使ってもらえない。打って、その延長線に侍ジャパンも見えてくる」とB組に置かれた現状を自覚している。

 「ケーキやめたっす」とオフには大好きなスイーツを控え「締まったっす」と隆起した大胸筋を見せつけるように話した。変化を感じている広瀬は「憧れの大舞台で試合するのは一番の経験になる。早く経験したい」とにこり。野球は「楽しく」がモットーの背番号33が、驚きの選出に結果で応えてみせる。 (井上 満夫)

 ◇広瀬 隆太(ひろせ・りゅうた)2001年(平13)4月7日生まれ、東京都出身の23歳。慶応では2年春夏の甲子園に出場。高校通算41本塁打。慶大では1年春にリーグ戦デビューし、3、4年時に侍ジャパン大学日本代表入り。リーグ通算歴代4位タイの20本塁打。23年ドラフト3位でソフトバンクに入団。1メートル81、87キロ。右投げ右打ち。

 ≪杉山&大津は堂々の初選出≫

 H…昨年はキャリアハイの50試合に登板した最速160キロ右腕の杉山は初選出され「いい経験にしたい。いろんなことを肌で感じられたら」と語った。視察した井端監督は「ボールの勢いとか、スピードは球界でもトップクラス」と評価。また、侍指揮官は昨年先発に転向して7勝の大津も初選出し「独特なチェンジアップ(マッチェ)もある。海外の選手にどう通用するか楽しみ」と期待を寄せた。

 ≪海野は「不思議」初選出≫

 H…正捕手獲りを目指す海野が侍ジャパンに初選出され「うれしいけど結果を出してるわけじゃないので不思議な感じ」と率直な心境を語った。昨年は自己最多の51試合に出場。甲斐が国内FAで巨人へ移籍しチャンスだ。「臆することなく堂々とプレーしたい」と腕まくり。視察した井端監督は「今年はより能力を発揮するのでは。どれぐらい成長するか楽しみ」と期待した。

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