オリックス・平野 パ・リーグ初「40代50試合登板」狙う 偉業へ宿舎での交代浴など自己管理徹底

ブルペンで投げるオリックス・平野（撮影・岸　良祐）

　オリックス・平野がパ・リーグ初の「40代50試合登板」を目標に掲げた。今キャンプ初めてブルペン入りし、直球を主体に50球。チームの精神的支柱でもあるベテランが順調さをアピールした。

　「最初にしては良かったので、このまま続けていけたら。優勝できるように、試合数をいっぱい投げられるように。50試合は投げたいなと思います」

　昨季限りで和田毅氏（前ソフトバンク）が現役を引退したことでリーグ最年長投手となり、3月8日で41歳。40歳以上での50試合登板は17年に43歳で50試合登板した岩瀬（中日）、19年に40歳で51試合登板した能見（阪神）の過去2人しかいないが、目標はぶれない。

　右肘の張りもあって12試合に終わった昨季を受け、今キャンプでも宿舎での交代浴やストレッチなど自己管理を徹底。岸田監督が「あれ以上の投手はウチにいない」と全幅の信頼を置く右腕が、返り咲きを目指す。（山添　晴治）

　≪誕生日を迎えた紅林「23本塁打」≫

　B…6年目の紅林が23歳の誕生日を迎え「全試合、フルイニング出場し、23本塁打を打ちたい」と10本塁打が最高成績の男が自覚を言葉にした。高卒2年目だった21年に19歳で遊撃のレギュラーに定着し、昨季まで4年連続で規定打席に到達。今キャンプでは打球速度を意識し、この日のフリー打撃でも柵越えを連発している。昨季のリーグ5位からの巻き返しへ「先頭でチームを引っ張る」と誓った。