ナイツ塙 ビートたけし杯でV決定舞台裏明かす たけしに決定的助言「マジで俺のおかげだからね」

＜江戸まちたいとう芸楽祭　たけしが認めた若手芸人　ビートたけし杯「お笑い日本一」＞登壇する（左から）江戸まちたいとう芸楽祭名誉顧問のビートたけし、審査員の高田文夫、ナイツの塙宣之、土屋伸之（撮影・郡司　修）

　お笑いコンビ「ナイツ」塙宣之（46）が8日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」（土曜前9・00）に生出演し、7日に東京・浅草で開かれた「第7回江戸まちたいとう芸楽祭　ビートたけし杯　お笑い日本一」の優勝コンビをめぐる裏話を語った。

　たけしが審査員を務める、若手芸人発掘を目的としたお笑いコンテストで、浅草東洋館で開催された。

　たけしがブレーク前の芸人たちに、痛烈なダメ出しをしていくのが、ここ数年の恒例行事となっている。7日も中間講評で「本当に笑えねえな。これほど笑わない劇場も珍しい」と苦言を呈するほどだった。優勝はその後に出場した「ハマノとヘンミ」「シティホテル3号室」が分け合ったが、たけしは「見るに堪えられたのが、この2組ってこと」と辛口評論した。

　シティホテル3号室は、ミュージカルネタで笑いを誘ったが、たけしは塙に対し、引っかかることを口にしていたという。「たけしさんの中では、ミュージカルのネタは一発目のネタじゃないから、それを裏で“あれ、おもしれえんだけど。あれだけだと厳しいよな”と言っていた」。コンビの他のネタを知る塙は、すかさずたけしに「そこは“キングオブコントの決勝に行っていて、何本もおもしろいネタ持ってますよ”って」と耳打ちしたという。塙の助言に、たけしも「そうか、じゃあ優勝でいいか」と、優勝決定のいきさつを説明していた。

　シティホテル3号室にとって、塙は恩人となるはずだったが…。塙は「終わった後にシティホテル3号室に、“マジで俺のおかげだからね。1万円ちょうだい”って言って」とコンビに金をせびったという。ところが、「“嫌ですよ。なんであげないといけないんですか？”って」と断られたことをぶっちゃけ、笑わせていた。