王者・神戸 広島に敗れ5年ぶり2度目の大会制覇ならず 富士フイルム・スーパー杯

厳しい表情の神戸・吉田監督（中）（撮影・西海健太郎）

　◇富士フイルム・スーパー杯　神戸0―2広島（2025年2月8日　国立競技場）

　シーズン開幕を告げる今季初の公式戦が行われ、昨季J1連覇と天皇杯の2冠を達成した神戸は、昨季J1・2位の広島が対戦。広島に敗れ、5年ぶり2度目の大会制覇はならなかった。

　神戸は前半12分、広島のクロスからMFトルガイ・アルスランのヘディングシュートを許し先制点を献上。前半は狙い通りの好機は作れず、もどかしい時間帯が続いた。

　すると後半19分、吉田孝行監督はFW大迫勇也、MF武藤嘉紀、DF酒井高徳を一気に投入。しかし、後半25分、相手に右CKを与えると、DF荒木隼人の打点の高いヘディングシュートを阻止できず、追加点を許した。

　その後も大迫、武藤を中心に相手ゴールに迫ったものの、得点はならず。“シーズン1冠目”をもぎ取ることはできなかった。