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矢野燿大氏 新クリーンアップは「3番・輝」が鍵 決めるかつなぐか…状況に応じた打撃を

スポニチアネックス / 2025年2月9日 5時15分

<阪神 宜野座キャンプ・紅白戦>3回、三振に倒れる佐藤輝(撮影・中辻 颯太)

 ◇紅白戦 紅組5―1白組(2025年2月8日 宜野座)

 【矢野燿大 CHECK!】まだ実戦初戦。主力にとっては開幕に向けた調整の段階だし、結果論だけで言いたくはないが、阪神・佐藤輝は3番としての打席、仕事をさらに深く考えるきっかけにしてほしい。3回に1点を返し、なおも1死一、二塁の場面で左腕・及川の変化球に空振り三振。三振では事は起こらない。流れはここで切れてしまった。

 あの場面でどう思って打席に入るべきなのか。3番というのは難しい打順だ。自分で決めるべき時もあれば、つなぎを意識しなければならない場面もある。状況に応じた仕事をいかにできるか。藤川監督も佐藤輝のさらなる成長を期待して、3番に置こうとしているし、新クリーンアップが機能するかどうかは彼のレベルアップにかかっている。

 4番・森下となると、1番からの打順は近本、中野、そして佐藤輝と左打者が並ぶ。相手も一番力のある左投手をここに使ってくる。「やっぱり右打者を入れないと」ということにならないためにも、対応力は必要になる。星野監督で優勝した03年は3番・金本が重要な役目を果たした。アウトになっても最低限、走者を進めることでチームに貢献した。求められるレベルは高いが、この域に近づこうと前向きに取り組み「3番って面白い」と思えるようになれば、打線には大きな力となるはずだ。

 全体的には見応えのある紅白戦だった。主力組は積極的にファーストスイングで仕留める形で仕上げてきているし、前川、野口も良い内容の打席を見せてくれた。2年目の山田はセンスを感じさせたし、新外国人のヘルナンデスも逆方向への長打を放ち、大きな弱点はないと感じさせた。投手では門別、富田も良かった。藤川監督も面白い競争ができる手応えを感じた初戦だったと思う。 (スポニチ本紙評論家)

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