ソフトバンク・柳田「リーグ戦も開幕ダッシュからの逃げ切りVで」愛馬の初勝利から刺激

愛馬の初勝利にサムアップポーズのソフトバンク・柳田（撮影・成瀬　徹）　　　

　ソフトバンクの柳田悠岐外野手（36）が7日、愛馬の奮闘を刺激にして開幕からのぶっちぎりVに貢献することを誓った。

　連日、宮崎キャンプで汗を流している背番号9に吉報が届いた。この日、JRA小倉競馬場で行われた3歳未勝利戦（芝2000メートル）で、所有するゴッドヴァレーが逃げ切り勝ち。デビュー6戦目で待望の初勝利を挙げて喜びひとしおだった。

　JRAで3頭がデビューして10戦未勝利だっただけに、練習を終えると馬主初勝利の喜びをかみしめた。「サイコー！言葉では言い表せません。泣きそうでした。まさに作戦通り。ブリンカー（視野の一部を遮り、集中力を高める効能がある馬具）着用からの鬼逃げ」とニッコリ。「僕も負けられません。頑張ります。リーグ戦も開幕ダッシュからの逃げ切りVで」と、愛馬の走りっぷりに負けない理想的な展開でのリーグ連覇を描いた。

　昨季は右太腿裏を痛めて長期離脱し、52試合出場で打率・286、4本塁打、35打点にとどまった。ただ、まだまだ老け込んではいない。オフは「強い体づくり」をテーマに自分を追い込んだ。今キャンプは15日まで独自調整が認められているS組で戦う準備を整えている。この日は外野の特守を行うなど精力的に汗を流した。開幕から打ちまくり“圧逃V”に貢献するつもりだ。