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日本ハム・玉井、紅白戦で1回無失点 背水の陣で変更したスリークオーターに手応え

スポニチアネックス / 2025年2月9日 6時2分

2回に登板し無失点に抑えた玉井(撮影・高橋 茂夫)

 ◇紅白戦 白組1―1紅組(2025年2月8日 名護)

 日本ハムの玉井大翔投手(32)が8日、沖縄・名護キャンプで行われた紅白戦に白組の2番手で登板。打者3人を内野ゴロ2つと空振り三振に仕留め、実戦初登板を1回無失点に抑えた。フォームを上手投げからスリークォーターに変え、背水の陣で臨むプロ9年目の今季。北海道佐呂間町出身の右腕は初実戦からアピールし、新庄剛志監督(53)も変身ぶりを評価した。

 覚悟を決めた玉井のボールには、魂が宿っていた。白組の2番手での登板。昨年までの上手から投げ下ろすフォームではない。やや右腕を下げ、スリークォーター気味からしっかりと腕を振る。

 「今年は結果を出さないといけない立場なんで。本当に覚悟を持ってキャンプに臨んでいる。そういう意味では凄く気持ちの入ったマウンドだった」。先頭の浅間を140キロ直球で投ゴロに打ち取ると、続く郡司も143キロ直球で二ゴロ。最後は清水優を空振り三振に仕留めた。上々の内容に「とりあえず結果が出たってことはよかった」と安堵した。

 プロ9年目を迎えた32歳。腰椎椎間板ヘルニアの影響もあって昨年は1軍登板ゼロに終わり、もう後がない状況で秋季練習からフォーム改造に取り組んできた。「不安もあったけど“今のままじゃ駄目だ”と。何か変えなきゃなっていうのがあった」。右腕の高さを何度も試しながら「腕を振りやすい位置」を探し、フォームが固まってきたのは今年1月になってから。現在の習熟度は「8割くらい来てるんじゃないかと思う」と言った。

 持ち球を全部試す中で、持ち味のシュートは「ちょっと曲がりが大きくなったかなという感じ」という。そんな玉井の姿に、新庄監督は言った。「ちょっと面白くなった感じはしますよね。あと2週間くらいしたら、違う玉井君が見られると思う」。そして32歳の覚悟の変身に「そりゃ必死に工夫しますよ。昨年1軍で投げられなくて年齢も年齢だし。実戦でどう工夫して投げるか」と続けた。

 覚悟を決めた男の挑戦が、冷え込む沖縄の空の下で始まった。(秋村 誠人)

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