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フジテレビ10時間会見 経営陣に不信感 止まらぬ人材流出

スポニチアネックス / 2025年2月9日 9時11分

会見に出席したフジテレビの港前社長  

 【芸能 覆面座談会】年明けから芸能界で世間を大きく揺るがす出来事が起こりました。元SMAPの中居正広氏が女性トラブルを発端に芸能界を引退。そのトラブルを把握しながら、中居氏を番組に起用し続けていたフジテレビにも大きな批判が集まりました。いつものメンバーが振り返ります。

 リポーター 中居氏の女性トラブルへの対応を巡って、先月27日にフジテレビが記者会見。10時間超に及ぶ前代未聞の会見となった。

 週刊誌記者 全ての媒体にオープンしていただけに、セキュリティーは厳重だった。入り口には手荷物検査や金属探知機によるチェックもあり、まるで空港の保安検査のようだった。スタッフも総動員で、広報局の職員はもちろん、他部署からも応援が来ていた。

 本紙デスク それでも悪質なユーチューバーが紛れ込んでいて、スタッフから追い出される場面もあった。

 ワイドデスク 内容面では世間からさまざまな声が上がった。特にフリーの記者が延々と持論を展開したり、司会者に怒号を浴びせたり…。被害女性のプライバシーに踏み込むような問題を無理やり聞き出そうとする記者もいた。我々報道陣も会見や質問のあり方について考えるきっかけになったよ。

 本紙デスク スポンサー離れが進むフジにとっては、どうしても成功させなければいけない会見だったが、残念ながらそれは果たせなかった。特に日枝久取締役相談役の進退も含めて経営陣の刷新感を提示することはできず、トラブルを直後から把握していたのに中居氏を起用し続けた理由を明確に説明することはできなかった。歯切れの悪い回答が多く、スポンサー離れの食い止めにはつながらなかった。

 ワイドデスク しわ寄せがいっているのが現場だ。番組企画の練り直しやCM枠を減らすための編集作業に追われる毎日。営業局の社員たちもクライアントへの謝罪と説明で汗を流す日々が続いている。

 本紙デスク 多くの社員が「目の前のことで手いっぱい」と嘆いている。本来なら最終調整に入っているはずの4月改編も定まらない状況。例年、3月初旬に開かれるメディア向けの改編説明会も中止が濃厚。FNS歌謡祭をはじめ、春の特番は絶望的だ。

 リポーター いつまでこのような状況が続くんだろう。

 週刊誌記者 第三者委員会の調査結果が出るのが3月末。そこから営業活動を始めてもすぐにはスポンサーは戻ってこない。「どんなに早くても戻ってくるのは10月だろう。この1年は特番も作れないかもしれない」と見通す幹部もいる。

 本紙デスク 特に番組制作に関わる社員は早くも他のキー局に転職しはじめている。未来のフジテレビを守るためにも、一刻も早い体制の刷新が求められている。

 

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