テレ朝18日に西田敏行さん追悼「緊急特別番組」ドクターX特別放送、仲間が語る秘話、故郷福島から演奏も

「ドクターX」シリーズで蛭間重勝役を演じた西田敏行さん　（C）テレビ朝日

　テレビ朝日は10日、昨年10月に76歳で亡くなった俳優の西田敏行さんをしのんで、18日に「緊急特別番組　ありがとう西田敏行さん～不世出の名優 安らかに…～」（火曜後6・30）を放送すると発表した。

　西田さんは大ヒットシリーズ「ドクターX～外科医・大門未知子～」で、主人公・大門未知子（米倉涼子）を目の敵にする蛭間重勝役を熱演。2013年放送の第2シリーズからシリーズ完結作「劇場版ドクターX　FINAL」まで11年にわたって“腹黒くも愛嬌のある唯一無二のキャラクター”を完璧に演じ、シリーズを盛り上げた。

　同番組では、その後10年以上にわたって敵対する未知子と蛭間の因縁関係など、シリーズのターニングポイントとなった第2シリーズの第2話を放送。主演の米倉涼子や、蛭間に忠誠を誓い続けた海老名敬を演じた遠藤憲一ら共演者たちのインタビューとともに、西田さんの名役・演技を届ける。

　同局は「どんな役も味のある自分色に染め上げて立体化し、日本中を楽しませてくださった唯一無二の名優・西田敏行さん。昨年10月17日、突然の訃報が報じられると、日本中が深い悲しみに包まれました。あれから4カ月がたった今も逝去を悼み、偉大なる功績と温かい人柄を称える声が後を絶たない西田さん。テレビ朝日では2月18日（火）に哀悼の意を込め、『緊急特別番組　ありがとう西田敏行さん～不世出の名優安らかに…～』を放送いたします」とした。

　また、同日午後に都内で執り行われる「お別れの会」の模様とあわせ、西田さんの軌跡をたどる特集「西田敏行　名優＆名作と歩んだ76年」を放送。「西遊記」（1978～79年）で共演した堺正章、「鎌倉殿の13人」（2022年）で共演した大泉洋、「釣りバカ日誌」で第7作目（1994年）から妻役を演じた浅田美代子、「人生の楽園」で一緒にナレーションを担当した菊池桃子ら、西田さんをよく知る仲間たちによる驚きの秘話や、西田さんの愛すべき素顔が明かされる。

　そして、西田さんの故郷・福島県郡山市では福島県立郡山高等学校の名門合唱部と西田さんの大ファンだと公言するヴァイオリニスト・高嶋ちさ子がコラボ。今なお色あせぬ代表曲「もしもピアノが弾けたなら」を披露し、一夜限りの美しきハーモニーを天国の西田さんにささげる。