日本ハム・清宮幸 今季解禁の牛骨バットでV打!「思ったより打球が速い」
スポニチアネックス / 2025年2月10日 6時2分
◇紅白戦 紅組3―2白組(2025年2月9日 名護)
低く飛び出た打球が、モ~烈に伸びた。悠々と二塁ベースに達した日本ハム・清宮幸も少し戸惑いの表情を浮かべた。今季から解禁された「牛骨バット」で決勝の適時二塁打。想像以上の打球速度に思わず本音が漏れた。
「思ったより打球が速く、抜けていったので。牛骨効果かもしれないですね」
新たな感触に触れたのは2―2の6回2死三塁。育成右腕・松岡の外角直球を捉えると、ライナー性の打球が右中間を切り裂いた。牛骨で表面加工した新バットでの一打。反発係数は変わらず打感が向上するとされているが「ちょっと硬い感じがする。感覚的には抜けると思わなかった」と威力を口にした。
進化を示したのはバットだけではない。外角球を引っかけず、右中間へ運んだ技ありの一打に新庄監督も「普通は左中間に持っていきたくなるコース。右肩を開かず右中間にというのは、あまり彼以外はできないかな」と珍しく褒めた。それでも「ホームラン打てと。ははは。あのコースでも。そのくらいのバッターになってほしい。センター、ばっくちゅくりーん」とさらなる期待を寄せた。
昨春はキャンプイン直前に左足首を捻挫。ほぼリハビリに費やし、開幕は2軍スタートと出遅れた。今年は「無理しないこと、やり過ぎないこと」と自身に言い聞かせる。この日は試合中に打球が、座っていた三塁ベンチに2度飛び込んできたが「あれが危なかった。全力で逃げました」と細心の注意を払い過ごす。新庄監督が就任から誰よりも目をかけてきた主砲。もう8年目、自身初のシーズン完走を誓う清宮幸の手には、たのモ~しい新相棒が輝いていた。(清藤 駿太)
▽牛骨によるバットの表面加工 牛骨でバットの表面をしごいて木目を詰めることで、表面が硬くなる。大リーグでは一般的な加工で、日本でも今季から解禁された。NPBの調査で加工前と反発係数は変わらないと示され、昨年12月の実行委員会で12球団に通達された。かつては長嶋茂雄、榎本喜八、大杉勝男らも行っていたが、81年に反発力の高い「圧縮バット」が禁止されたのと同時期に禁止されていた。
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