中居正広氏レギュラーあった放送局 4月改編へドタバタ続く「頭を抱えている人も」テレ朝は決定

中居正広氏

　元タレントの中居正広氏（52）が司会を務めていたテレビ朝日「中居正広の土曜日な会」の4月からの後番組について、情報番組「ワイド！スクランブル」が編成されることが9日、スポニチ本紙の取材で分かった。平日に放送されている「大下容子ワイド！スクランブル」の土曜版となる。同局関係者によると、大下容子アナウンサー（54）は出演せず、別の同局アナがメイン司会となる方向で調整中だ。

　中居氏は女性トラブルを発端に芸能界を電撃引退。昨年12月末に問題が発覚後、次々とレギュラー番組が差し替えとなったり、出演シーンが削除されるなどの対応が取られた。その後、ほかの出演者がいる日本テレビ「ザ・世界仰天ニュース」、TBS「THE MC3」は番組が継続されるが、中居氏がメイン司会の「土曜日な会」などは番組終了が発表されていた。フジテレビ以外の局で後番組が判明したのは「ワイド！スクラブル」土曜版が初めてとなった。

　トラブル発生直後の2023年6月初旬に把握していたフジテレビは「だれかtoなかい」の終了を昨年11月に中居氏に告げており、スポニチ本紙の取材では「Mr.サンデー」の放送時間が拡大されることが決まっている。それ以外の局では問題発覚後に打ち切りを決めるなどの対応となったため、今年に入ってドタバタが続いている。民放関係者は「突然の打ち切りに対応し、スポンサーや出演者への説明に追われた後で、短期間に企画をたて、出演者を決めて…などの作業をしなければいけない。文字通り頭を抱えている制作サイドの人もいる」と打ち明ける。

　人気だったTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」とニッポン放送「中居正広　ON＆ON　AIR」も番組終了を発表。4月改編へ向けて、関係者が忙しく動いている。