【スーパーボウル】チーフスV3夢散…QBマホームズ終盤3TDパスも「責任は全て自分」王座奪回誓う

＜チーフス・イーグルス＞イーグルスDTカーター（右）に顔面を押されるチーフスQBマホームズ（AP）

　◇NFL　第59回スーパーボウル　カンザスシティー・チーフス（AFC） 22ー40 フィラデルフィア・イーグルス（NFC）（2025年2月9日　ルイジアナ州ニューオーリンズ　シーザース・スーパードーム）

　史上初のスーパーボウル3連覇を狙ったチーフス（AFC代表）は22-40でイーグルス（NFC代表）に完敗した。過去3度スーパーボウル制覇に導き、2度のMVPに輝いていたQBマホームズは「最初から最後まで相手が良いプレーをした」と話した。

　今季守備リーグ1位の相手の前に、前半は思うように攻撃を組み立てられなかった。致命傷になったのは第2Q、0-10とされた直後の攻撃だ。マホームズはイーグルスのLBジョシュ・スウェットに立て続けにサックされ、第3ダウンでのパスを相手の新人CBクーパー・デジーンにインターセプトされて38ヤードのリターンTDを許した。

　「ターンオーバーは痛かった。責任は全て自分にある。あのターンオーバーが試合の流れを左右した。スーパーボウルであれから巻き返すのは大変だ」。6度サックされたのはテキサス工科大時代以来で、プロではワースト。2度のインターセプトを含む3度のターンオーバーは、終盤に決めた3TDパスで取り返せるものではなかった。

　スーパーボウルでの敗戦は、バッカニアーズに9-31と完敗した21年以来、自身2度目。「自分が目指しているレベルのプレーができなかった」と語ったマホームズは「次はもっとうまくやらないといけない。この2つの敗戦は自分の残りのキャリアでモチベーションになるだろう」と王座奪回を誓った。

　◇北米プロスポーツの3連覇　シャキール・オニールとコービー・ブライアントを擁したNBAレイカーズが00～02年にファイナルを3連覇したのが最後。MLBはヤンキースが98～00年にワールドシリーズ3連覇、NHLではアイランダーズが80～83年にスタンリー杯を4連覇した。67、68年の第1、2回スーパーボウルを制したNFLのパッカーズは65年シーズンにもNFLタイトルを獲得しており、実質的な3連覇だった。