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【スポニチスカウト部(2)】横浜商大・宮崎海外野手 悔しさ原動力に悲願リーグを

スポニチアネックス / 2025年2月11日 6時3分

主将としてチームを引っ張る宮崎

 今秋のドラフト候補となる選手にスポットを当てる「スポニチスカウト部」。アマチュア担当記者の独自目線による能力分析とともに、選手の素顔を紹介する。第2回は神奈川大学野球リーグ1部に所属する横浜商大の主将・宮崎海外野手(3年)。5季連続2位のチームを優勝に導き、プロの世界を目指す。

 チームは5季連続の2位。主将としてチームをまとめる宮崎は、1月5日の練習始めの際、ミーティングで語気を強めた。「この冬の練習をどう取り組むかで、強いチームになるのか、弱いチームになるのかが決まる」。優勝にあと一歩届かなかった現実を受け止め、個々の意識を変えてチーム力で頂点を狙いにいく。

 悔しさが原動力になっている。昨秋の関東地区大学野球選手権。勝てば明治神宮大会出場が決まる創価大との準決勝で、延長10回タイブレークの先頭打者で中飛に倒れた。チームはサヨナラ負け。「自分が打てずに負けてしまった。同じことをやっていても勝てない」と、冬は例年以上にチームでウエートトレーニングに取り組み、振り込む量も増やした。

 愛工大名電(愛知)では広島・田村と同期だった。毎年、年末に顔を合わせるたびに、プロへの思いは強くなる。「結構、刺激になるし、凄いなと思う。自分ももっと頑張らないといけないと思わせてくれる。一緒の舞台でやってみたい気持ちは強い。プロを目指したい」。ライバルの背中を追って、ドラフト指名を受ける選手になることが目標だ。

 今季は左翼から中堅にコンバートされる。「センターは人生で初めてです。守備力が足りていないので基礎から取り組んでいる。バッティングだけでは上の世界でやっていけない」。オフシーズンは打撃だけではなく守備にも時間を割いている。

 3年時には4番打者として春秋ともに打率3割をマーク。最終学年となる今季はマークが厳しくなることが予想されるが、その上を行く構えだ。「どうやってチーム力を上げて戦うか。それを考えてやっていきたい」と春季リーグ戦開幕を見据えた。(川島 毅洋)

 ≪大学初打席で対戦「度肝抜かれた」中大西舘の球≫

 宮崎は幼少期には野球と並行して水泳とサッカーも習っていた。「スポーツ全般、好きです」と、体を動かすことが好きな少年だった。「小3くらいまでやっていたんですけど、父から“一個に絞ったら?”と言われて、それで野球に絞りました」と明かす。

 プロ野球選手になる目標を掲げ、ここまで必死に打ち込んできた。高校同期の田村の存在はもちろんだが、プロのレベルを知る打席があった。横浜商大での初打席の相手はオープン戦で対戦した中大の西舘(巨人)。「レベルが違い過ぎて、えげつなかった。度肝を抜かれた。ファーストフライでした」。プロで活躍するためには、このレベルを打たないと通用しない。物差しができたことで、目標はより明確になった。

 ☆球歴 幼稚園から野球を始める。千種台中では東山クラブ、2年途中から硬式の名古屋北シニアでプレー。愛工大名電では2年秋からベンチ入りし、3年夏に甲子園出場。横浜商大では1年春からベンチ入り。好きな食べ物は海鮮。

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