1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

カブス・今永 開幕投手だ!指揮官予告「日本で投げる」由伸と投げ合い濃厚

スポニチアネックス / 2025年2月11日 2時2分

キャッチボールする今永(撮影・沢田 明徳)

 東京で大谷斬りだ。カブスのバッテリー組が9日(日本時間10日)、アリゾナ州メサで30球団のトップを切ってキャンプイン。メジャー2年目を迎える今永昇太投手(31)の、3月18日に東京ドームでドジャースと対戦する開幕戦での登板が濃厚になった。ド軍は山本由伸投手(26)が開幕投手を務めることが確実で、打者出場となる大谷翔平投手(30)との対決も含め、大注目の25年メジャー開幕戦となる。

 他の投手陣とは離れた完全別メニュー調整だった。室内練習場では30球のブルペン投球。1年目の昨年15勝を挙げた今永に対する、首脳陣の信頼感はキャンプ初日から表れていた。そして、クレイグ・カウンセル監督は「ショータは日本で投げる。それは義務だと思う。他に選択肢はないだろう」と日本での開幕シリーズ登板を予告した。

 キャンプ中は3日に1度のブルペン入り、オープン戦は中5日を基本として投げる昨春同様の調整を行う。順調に進めば日本で迎える3月18日の開幕戦先発は問題なし。今永も「何年野球をやっても、そこは目指すべきだと思います」とメジャーでは初、DeNA時代の20年以来5年ぶりとなる大役へ、強い意志を見せた。

 対するドジャースは山本が開幕投手を務める可能性が高い。「山本投手もいますので投げ合いがもし実現できればこれほど幸せなことはない。強敵ですけど立ち向かう姿勢というものを見てもらえれば」と今永。そして、まずは打者専念で開幕を迎える大谷との激突にもなる。目指すは、昨年5打数無安打1三振と完璧に封じた大谷斬りの再現。「僕にとっては大谷選手の人気にあやかって、乗っかって、たくさんメディアに出演したいなと思います」と冗談めかしつつ大いに意識した。

 キャンプ初日、軽やかな身のこなしでキャッチボールなどをこなした体は、明らかに進化していた。体重は変わらないと言うものの、上半身、下半身ともに練習着の上からでも一回り以上たくましくなった。「筋肉量とか体脂肪とか、目に見えて変わった部分はある。MLBっていうのはいろんな国から選手が集まっている。無差別級の格闘技と同じ。強くて損はない」と2年目へ準備を整えてきた。

 カブスの日本開幕戦は、MLB史上初の日本開催だった00年以来25年ぶり。山本とともに日本投手の日本での開幕投手となれば、08年レッドソックスの松坂大輔(本紙評論家)以来17年ぶりとなる。しかも大注目のド軍との対戦。今永は「僕と(鈴木)誠也、しっかりカブスの看板を背負って代表して勝負したい」とメラメラと闘志を燃やした。(笹田 幸嗣通信員)

 ≪今永が開幕投手になれば左腕では初≫日本投手で過去、開幕投手を務めたのは7人で延べ16度。日本投手初は00年の野茂英雄。2度目だった03年ダイヤモンドバックス戦では完封勝利を挙げた。最多はダルビッシュ有と田中将大の通算4度。白星をマークしたのは野茂(2勝)、田中、黒田博樹の3人のみ。これまでは全員が右投手で、今永が開幕投手になれば左腕では初。

 ≪チケット一般販売のみ 16日正午~≫東京での開幕シリーズチケット販売は、日本時間16日正午から先着順で行われる一般販売を残すのみとなった。米オンラインチケット販売サイト「StubHub」では10日現在、18日の開幕戦では4万5000円の「指定席SS」が約287万円で最高値、最安値でも8000円の「左翼外野指定席」が約37万円となっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください