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巨人・桑田真澄2軍監督が昨季を振り返る「涙したり、怒ったり。“辞めますよ”って言った選手もいます」

スポニチアネックス / 2025年2月11日 16時15分

巨人・桑田真澄2軍監督

 NHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(日曜後9・00)が9日に放送され、巨人2軍監督の桑田真澄氏(56)がVTR出演。昨季就任してからの“舞台裏”を愛情深くも赤裸々に語った。

 今回のテーマは「二軍監督」。スタジオには元メジャーリーガーでオリックス2軍監督も経験した田口壮氏(55)、ヤクルトで1、2軍監督を務めてともに優勝した真中満氏(54)、ロッテのサブロー2軍監督兼統括打撃コーチ(48)とそうそうたるメンバーが集まった。

 そのなかで最初にVTR出演したのが、元メジャーリーガーで、巨人1軍投手チーフコーチなどを経て昨年から2軍監督に就任した桑田氏だった。

 「1軍は勝利至上主義。勝利だけ考えればいい。また勝利だけ考えるべきですよね」という桑田氏。2軍は1軍とは違って「供給」「調整」「育成」が3本柱で、まずは「1軍への供給、1軍選手が(2軍に)下りてきた時、スランプや故障で。その調整。そして、2年後、3年後、5年後のレギュラー目指してる若い選手の育成。この3つの大きな役目があると思っていますね」と語った。

 2軍監督をしていると、さまざまなやるべき仕事がある。1軍からいつどんな要請が来てもすぐ応えられるよう、野手であればポジションや左右どちらの打者かなど、それぞれ一番手で推薦する選手を準備。1軍で調子の悪い投手がいれば、代役の先発投手として招集がかかった際にすぐ上げられるよう2軍での登板日をあらかじめ調整することもある。それでも1軍から“指名”で違う選手の昇格を指示されることもあれば、1軍に送り出したもののすぐ2軍に戻ってくる選手も…。

 「何人かは涙したり、怒ったりしている選手もいましたよ、やっぱり」と桑田氏。「そっか。気持ちは分かるよ」と優しく声をかけつつ「でも、このままでいいか?もう辞めるか?」と未来に向けての話をするという。

 「“辞めますよ”って言った選手もいますけどね」と穏やかに振り返る桑田氏。

 「そうか、じゃあ、辞めて何する?どうする?でも本当はどうしたい?どうなりたいの?そこからまた一歩踏み出してもらえるにはどうしたらいいかなぁ…とかね。最初は優しく入りながら、そっちの方向にいくように時には厳しい声かけもしながらね、やってましたけどね」。2軍監督にとっては若手選手の心のケアも大事な仕事だという。

 「何が原因だった?って聞くと、結構メンタルなんですよね。いまジャイアンツはメンタルの専門の先生にも来ていただいているので。僕も話をします。担当のコーチも話をする。メンタルの先生も話をする。そこで一日も早く次に向かわせるってことなんで。そういうことも2軍では大事にしてやっています」と終始穏やかな口調と表情で話していた。

 

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