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有藤道世氏が見た楽天・宗山 「走攻守の全てでお客さんを呼べる選手」 印象的だったのは…

スポニチアネックス / 2025年2月11日 19時5分

<練習試合 楽・日>初回、安打を放った宗山(撮影・木村 揚輔)

 楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(21=明大)が11日、日本ハムとの練習試合に「1番・遊撃」で先発出場し、実戦デビュー。2打数2安打1四球で3打席すべてで出塁し、盗塁も決めた。2得点もマークするなど、リードオフマンとしての能力の高さを見せつけた。本紙評論家の有藤道世氏が宗山を評した。

 出来上がっている選手だ。打撃、守備、走塁とも、野球人としてやらなきゃいけない当たり前のことがやれている。広陵、明大でのしつけがしっかりしていたのだろう。

 印象的だったのは守備で「打球を攻めて」いたこと。捕り方などよりも、まずスタートの一歩目を注目して見た。投球がベース板を通過するか否か、打者のインパクトの前に動き出せていた。遊撃なので投球の球筋も見えるし、打者のスイングにも合わせて、スタートから打球を攻められていた。これがフットワークの良さにつながる。捕球はもちろん、送球も安定しているのは、全て足からさばいているから。私の現役時代、吉田義男さんにどうしたら守備がうまくなるか聞きに行ったら、「打球を攻めるんだ」と教わった。常にその意識が身についていると感じた。

 打撃は常に一定のステップ、スタンスで臨めていた。加えて低めの変化球など、簡単に見逃せていた。打つ方向もセンター方向。これもしつけの良さだ。トップの位置からインパクトまで、バットが最短距離で出ている。今後、プロの投手と対戦していくにあたって何か変えたりと考えることもあるかもしれないが、今のままでいいんじゃないかと思う。

 アマチュアとは違い、プロの世界は数字が全て。安打も、盗塁も、もの凄い数字を残せるだけの逸材だから、そこも期待したい。ユニホームを脱ぐまで、常に前進していってもらいたい。走攻守の全てでお客さんを呼べる選手なのは確かだ。

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