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全米王者でも減俸…DF吉田麻也「世界中の競争相手について考えなければ」MLS年俸制限改正を訴え

スポニチアネックス / 2025年2月12日 15時50分

昨季LAギャラクシーでプレーした吉田麻也(ロイター)

 22年W杯カタール大会で日本代表主将を務めるなど3度のW杯出場を誇り、MLSロサンゼルス・ギャラクシーに所属するDF吉田麻也(36)がMLS独自の年俸ルールの改正を訴えた。ロサンゼルス・タイムズの取材で答えた。

 昨年、主将として全米王者に輝いた。それにもかかわらず、年俸80万ドル(約1億2000万円)から減俸されたことを明言。家族のために昨年オフ、新たに26年までの2年契約を結んだが「正直なところ非常に不公平だと感じている。王者になっても給料が減る。このようなことがあってはならないと誰しもが分かっています。サッカー以外で稼ぐ必要がある」と話した。

 MLSは年俸制限のない特別指定選手をのぞき、各チームが所属選手に支払う年俸総額の上限を定めるサラリーキャップ制度が存在する。1967年から1984年まで存在した北米サッカーリーグ(NASL)が選手の年俸高騰で破綻した経緯を踏まえ、選手の年俸高騰を防ぎ、各チームの戦力均等化を図るために導入された。

 LAギャラクシーは制度遵守ために昨季プレーオフ5試合で6得点を挙げたFWヨヴェリッチら活躍した若手選手たちをトレードしなければならず、チームで唯一契約更新のタイミングを迎えた吉田の年俸は下げられる事態に陥った。クラブのクンツGMも「これは数学の問題。サッカーの問題ではない」と苦渋の決断だったと明かしたという。

 「バスケットボール、野球、アメリカンフットボールは、外国からの競争はありません。しかしサッカーは違います。世界中の競争相手について考えなければなりません。契約が良ければ良いほど、選手はそこに行く」

 吉田は潤沢なオイルマネーを持つ中東を引き合いにし、一流選手が集まる理由を語った。現在、MLSは日本人選手からの関心が高まっている。より世界的なリーグに成長していくために、年俸制限ルールの見直しをする時期に差し掛かっていると強調した。

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