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どのチームもお手上げ!伝説の投手は「消える魔球」「当たるわけない」観客ヤジには「打席立ってみろ!」

スポニチアネックス / 2025年2月12日 19時58分

野村謙二郎氏(左)と西山秀二氏

 BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後10・00)が10日に放送され、元広島監督の野村謙二郎氏(58)と元広島捕手で巨人、中日でコーチを務めた西山秀二氏(57)がゲスト出演。現役時代にどの球団も“お手上げ”状態だった伝説の抑え投手について語られる場面があった。

 あくまでも個人的な見解で、ベストだと思う投手ローテーションを決定する「俺のベストローテ」のコーナー。選出できるのは自身が現役時代にプレーしていた投手で、先発6枚と中継ぎ、抑えを各1人ずつ決定することになった。

 野村氏、西山氏ともに先発1番手には広島の伝説的左腕・大野豊を指名。そして、抑えにはともに「ハマの大魔神」こと佐々木主浩を選んだ。

 メジャーでも活躍した佐々木主浩氏(56)。横浜(現DeNA)が38年ぶりのセ・リーグ優勝と日本一に輝いた1998年には51試合登板で45セーブ、防御率0.64と超人的な数字を残してセ・リーグMVPにも輝いた。

 球種は主に直球とフォークボールの2種類だけ。まれにカーブを入れるというパターンだったが、打者がいくらバットを振ってもとにかく当たらない。直球の軌道できたボールがいきなりホームベース付近でストンと落ちるというフォークには誰もがきりきり舞いさせられた伝説の抑え投手だ。

 抑え投手として「これに勝るピッチャーいないですよ、多分」と西山氏。野村氏は「フォークボールでカウントを取ってくることもしたし、三振はもう皆さんご存じの通りフォークボール。野球盤でいうと“消える魔球”ですよ。(底が開いて)パカ!って。当たるわけないってな感じですよ」と振り返った。

 大魔神・佐々木に空振り三振すると、スタンドからは「ワンバンをなんで振るんだ!」とヤジも飛んできた。だが、「真っすぐに見えて落ち方が半端ないんですよ」と野村氏。「あんなボールよく振るなぁ~!とかヤジられましたけど、お前打席立ってみろ!!!って。いやぁ~No.1だと思いますね」と笑わせた。

 西山氏は1996年の日米野球でバッテリーを組んだことがあるが「本当に真っすぐの軌道で来るんですよ。真っすぐの軌道で来て、バットが出だしたところでスト~ンと落ちるんですよ」と魔球・フォークボールを表現。「僕はバッターでも経験しましたけど、消えるなっていう表現が本当にそのままです。捕るほうも怖かったですよ」と振り返った。

 大魔神が横浜でバッテリーを組んでいたのが、その後、中日監督も経験する谷繁元信氏(54)。西山氏は「谷繁はしょっちゅう首のへんに(佐々木の投球を)挟んで捕ってたんですけどね」と同じ捕手として尊敬の眼差しを向け、野村氏も「映像にもいっぱい出てくるけど、体張って止めてるシーンいっぱい出てくるんで。安心して投げれたんじゃないですかね」と伝説のバッテリーに改めて感心した。

 また、西山氏は佐々木氏から直接聞いたという話も披露。「キャッチャーのマスク目がけてフォークボールを投げたらだいたいストライクゾーンいくらしいんですよ。で、三振取る時はレガースの膝を目がけて投げるらしいです、フォークボールを。そしたらだいたいベースでワンバンになって空振りするっていう」とその“秘密”を明かしていた。

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