片岡篤史氏 中日・根尾昂は勝負の年「能力まあまあ凄い」制球力と打ち取るコツ掴めば…

＜中・D＞12日の練習試合に登板した根尾。打者は京田（撮影・島崎忠彦）

　前中日ヘッドコーチ・片岡篤史氏（55）が、日本代表やDeNAのコーチを歴任した高木豊氏（66）をゲストに迎えて公式YouTube「片岡篤史チャンネル」を更新。投手転向4シーズン目の根尾昂投手（24）にとって勝負の年と位置づけた。

　2022年、中日の2軍監督に就任。根尾を投手として起用したこもあった。

　片岡氏から見ても「彼の能力って両方まあまあ凄い。投げてもあれだけのボールで、野手でもそこそこできる。ライトもうまい」という。

　その才能を考慮したとき、片岡氏は「外野を守っていて、中継ぎの二刀流というのも考えた」と明かした。

　ただ、どちらも中途半端になることは根尾本人のためにならないと投手専念になった。

　高木氏は3年間根尾を見てきた片岡氏に「（戦力として）出てきそう」かをズバリ聞いた。

　片岡氏の答えは「今年が勝負でしょうね。（ボールの）回転数とかじゃなくて、バッターをどう打ち取るかというところで見た方がいい。（球速はあるので）あとは制球力がついてくれば何とかなると思う」と説明。性格は投手向きだと付け加えた。