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日本ハム・北山 直球の完成度に手応え 求めるのはリリース時にボールに指が「乗る」感覚

スポニチアネックス / 2025年2月13日 6時0分

ブルペンで投げ込む日本ハム・北山(撮影・高橋 茂夫)

 日本ハム・北山亘基投手(25)が12日、キャンプ地の沖縄・名護でブルペン投球を行い、直球の完成度に手応えをにじませた。直球に角度をつけるため、昨オフからボールに指を乗せてリリースする感覚を磨いている右腕。18日の中日との練習試合(北谷)が今季初実戦登板となる予定で、さらに自慢の直球の切れを上げていく。

 実に繊細だ。北山が追い求めるのは、リリース時にボールに指が「乗る」感覚。昨年まで好調時に得ていたこの感覚を常に出せるように、指先を研ぎ澄ませている。

 「真っすぐを投げる時にボールの上に指が乗るというか、押すとか掛けるじゃなくて、最後にボールの上に指が乗るとこがあるんです」

 これまではボールを指に掛ける意識だと、高めに抜けるケースが多くなっていた。それを改善するため、ボールに指をかぶせるように乗せて放す。これによって、直球に角度が付き「低めにかなり強いボールも増えてきた」とうなずく。

 副産物も得た。直球のリリースの感覚を磨いたことで、「今まで曲げようとか落とそうとしていたカットボールやフォークも真っすぐと同じように投げた結果、しっかり変化するボールになる。カットボールはかなりいい手応えがある」と相乗効果で変化球の切れも増した。

 この日は打者も立たせて、そのカットボールなども交えて64球。躍動感ある投球フォームから、力強く捕手のミットを叩いた。「オフにやってきた取り組みを対打者で出していく過程の中で、実戦に近い形で今日は投げられたので良かった」と汗を拭った。

 18日の中日との練習試合(北谷)で今季初実戦登板をする予定。昨季は14試合の登板で5勝を挙げたが、開幕ローテーションの座を争う立場だ。指を乗せる感覚を洗練させ、成績も上昇気流に乗せる。(田中 健人)

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