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「世界一の投手」への挑戦 佐々木朗希 ドジャースのキャンプに合流 “貸し切り”でキャッチボール

スポニチアネックス / 2025年2月13日 2時33分

キャッチボールする佐々木(撮影・沢田 明徳)

 ドジャースに新加入した佐々木朗希投手(23)が11日(日本時間12日)、アリゾナ州フェニックス近郊のグレンデールにあるキャンプ地に初めて姿を見せた。球団施設を見学後はキャッチボールなどで調整。既に自主練習をしていた大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)とともに日本勢3人が集結した。12日(同13日)のキャンプ初日には背番号11の披露とブルペン入りを予定。第一歩が注目される。

 佐々木は挑戦の“最初の場所”を踏みしめた。ロッテからポスティングシステムを利用し、大争奪戦の末に選んだドジャース。入団決定後初めてキャンプ施設に姿を見せ、新天地の空気を思う存分に吸い込んだ。

 午前8時過ぎに到着してパーカ姿で施設内を見学。室内練習場やグラウンドを見て回り、戻ったクラブハウスでは大谷や山本と談笑した。午後にはグラウンドへ。キャンプインではなかったことで、ユニホームではなく、ドジャーブルーのTシャツを着用。初のキャッチボールにも取り組んだ。

 既に他の選手たちが練習を終えたフィールドは“貸し切り状態”だった。現時点ではマイナー契約でキャンプは招待選手の立場でも、注目度は単なる新顔の一人ではない。マーク・プライアー投手コーチやチームスタッフ、SNS担当ら17人の関係者に取り囲まれて右腕を振った。

 約40人の日米メディアも熱視線を向けた中でのキャッチボールは最長40メートル。最後は投本間くらいの距離からセットポジションで伸びやかな直球を投げ込んだ。緊張感にも包まれた約20分。期待感と話題性を象徴するような光景だった。キャッチボール後はダッシュも繰り返し、気持ちよさそうに汗を流した。

 最速165キロを誇る「令和の怪物」はチームメートにも歓迎された。背番号11を譲ったロハスは初対面。「今は君がこの数字をさらに遠くまでもたらす時だ」と熱く語りかけ、さらに「私が彼から学べるのと同じように、彼も私から何かを学んでほしい」とチームリーダーらしい言葉をプレゼントした。佐々木が先発して4回3失点だった23年WBC準決勝でメキシコ代表として対戦(三ゴロ)した捕手のバーンズは「彼は怪物。剛速球を持ち、スプリットがそのたびごとに違う方向に動いた。投球が楽しみだ」とバッテリー結成を心待ちにした。

 ワールドシリーズ連覇を目指すチームで開幕からの先発ローテーション入りを期待される中、12日のキャンプ初日はブルペンでさっそく投球練習を披露する予定。目標とする「世界一の投手」への挑戦がいよいよ始まる。(杉浦大介通信員)

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