ロッカーは3人横並び ドジャース・大谷 朗希を万全サポート

ドジャースのロッカーの並び

　ドジャース・大谷の甲高い笑い声がキャンプ地のクラブハウスに響き渡った。入り口から数メートル進むと右側に大谷、山本に続いて佐々木のロッカーが並んだ。佐々木について「応援したい。キャンプのうちからサポートできればいい」と話していた大谷にとっては最適な配置だ。練習の合間に3人がクラブハウスに初めてそろうと、会話を交わし、自然と笑顔が広がった。

　大谷と山本の間は「空き」のロッカーが挟まれ、昨季に続いて2人で共有するとみられる。山本の左隣に佐々木、さらに左隣には昨秋の「プレミア12」に米国代表として出場した捕手オキーが座った。キャンプ地には韓国出身の内野手・金慧成（キム・ヘソン）が加入し、日米韓合わせて100人近い報道陣が集結。クラブハウスは昨年に続き、テレビ局クルーは1社2人までの人数制限が敷かれるほど異様な熱気に包まれた。

　注目度No・1はやはり大谷だ。サブグラウンドで佐々木と同じドジャーブルーのTシャツ姿で壁当てした後、隣接する「フィールド2」へ。報道陣も一斉に大移動した。左翼の芝生上で相手を座らせ、変化球を交えて13球。帰り際に中島陽介アシスタント・アスレチックトレーナーに球速を確認し、軽めの強度でも87マイル（約140キロ）を計測したことを知り「絶対この間、93（マイル、約150キロ）くらい出てましたよね」と話しかけた。

　球団広報によれば、12日（日本時間13日）のキャンプ初日に報道陣への対応を予定。2年ぶりの投手復帰、そしてワールドシリーズ連覇へ。8年目への思いを語る。（柳原　直之）