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阪神 ドラ1立石正広 創価大で元プロの高口隆行コーチに出会い技術が向上 主将を務めて精神面でも成長

スポニチアネックス / 2025年12月20日 5時1分

阪神ドラフト1位の創価大・立石

 【アニバーサリーの鼓動】阪神ドラフト1位の立石正広は創価大で技術面、精神面ともに大きく飛躍した。今秋のドラフト会議では最多の3球団が競合。「世代No・1スラッガー」と評され、阪神、広島、日本ハムが1位指名するまでに成長した。

 技術向上の裏には、現役時代に日本ハム、ロッテ、巨人で活躍した高口隆行氏との出会いがあった。「本当にありがたかったです。長時間、練習に付き合ってくださりました」。正広が大学2年時に創価大のコーチに就任。それが転機となった。「振る力、飛ばす力は申し分ないものがありました。実際、僕はそこについてはほぼ何も言っていません」。プロのレベルを知る高口氏でさえも非凡な才能を認めるほどだった。“弱点”はあったものの裏を返せば、それは未完の大器の伸びしろだった。

 「いわゆる“突っ込む”打ち方というか。状態が悪くて結果が欲しくなると、そういう打ち方になってしまっていました」

 二人三脚の練習では悪癖の修正に着手した。ただ、助言は「タイミングの取り方」の1点のみだった。タイミングはゆっくり、大きく取る一方で始動は早くする。数種類のティー打撃などドリルを重ねながら崩れにくい打撃フォームを一からつくった。吸収力と修正力、そして再現性の高さも一級品。結果はすぐに表れ、2年春には東京新大学リーグで3冠王に輝いた。

 「一気にリラックスして打てるようになった。技術だけで打つのは難しいけど、考え方で結果は全然変わるんだなって思いました」

 技術面で自信をつかんだ正広は精神面でも成長を遂げた。ターニングポイントは大学4年の時。人生で初めてキャプテンを任された。「正直、(他人の)嫌なところが見えたりしたこともあった」。自らのことだけを考えて練習すれば良かった立場からは一変。苦悩は少なくなかった。80人近い部員をまとめる重責を担ったことで視野が広がった。部員の練習や性格を見ることで、自身のヒントになることも多くあった。

 「(チームの)先頭に立ったことで、より人に興味を持つようになった。それは今後、生きてくると思う」

 リーダーを務めたことで大きな経験値を積んだ。ここまでの野球人生を振り返って正広は言う。「本当に、指導者の方や周りの人に恵まれたと思います」。支えてくれた人たちのためにもプロでの恩返しを誓い、猛虎の扉を開いた。(松本 航亮)

※立石正広はここまで計4回で終わり

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