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BOMの“麻薬スキャンダル”、YGの釈明がさらに疑惑増し!!

THE FACT JAPAN / 2014年7月3日 13時45分

YGのヤン・ヒョンソク(左)社長の釈明がBOMの麻薬密輸疑惑をさらに大きくさせている。|THE FACT




「突然、麻薬密輸犯になったBOMをじっとそばで見守っているだけでは、何も変わらないし最善ではないと思った」
2NE1のBOMの麻薬密輸疑惑が浮上した翌日の1日、BOMの所属事務所であるYGエンターテイメント(以下、YG)のヤン・ヒョンソク社長は、異例的に解明文を発表した。午前7時50分ごろ、公式ブログに掲載した同解明文は、BOMが麻薬に分類されているアンフェタミンを違法で国内に搬入したのは、米国で受けていた精神治療の延長であり、これを立証できる診療記録などを検察にすべて提出したため、立件猶予の処分を受けたという内容になっている。
しかし、麻薬密輸事件の場合は簡単に解決できるものではない。病院からの処方箋の有無で罪の有無を決定する、そういう性格の犯罪ではないのだ。米国と韓国は、厳格に法体系が異なり、法の基準も違うのを忘れてはいけない。


ある警察関係者は、<THE FACT>との電話取材に「麻薬といっても、処方箋に基づいて合法的手続きを踏んで使用したとすれば、処罰はしない。しかし、処方箋を受けた後に国内に持ってきたとしても、その用法に合わせて薬を使っているのか、あるいは他の目的に使用したのかが重要な問題だ。もし他の目的で使用した場合は、明確な違法になるからだ」と説明した。
BOMの場合、アンフェタミン密輸は精神治療の目的に使用するためだったと主張した。また、提出した証拠が認められ、検察から立件猶予処分を受けた。しかし、この事件は、処方箋の有無が重要なのではなく、搬入方法が不適切であったことと、その薬を規定に基づいて服用しているのかに焦点を合わせなければならない。
正当な理由で搬入した場合、なぜ他人の名前で、それもお菓子に偽装して隠して取り寄せなければならなかったのだろうか。BOMが規定以外の用途に使用しなかったことを一度の捜査もなしで知ることができただろうか。
しかしヤン社長は、この疑惑を正確に指摘しなかった。代わりに 「BOMが幼なじみの死を目撃して衝撃を受け、精神治療を受けている」、「頻繁なパニック障害で精神安定剤をいつも持っている」、「一晩中に涙だけを流すBOMを見たことがある」など感情に訴えた。これだけでなく、BOMの第一印象とか、酒やタバコなどは絶対しないという文脈上の不要な話まで長く言及して、BOMのイメージ作りに熱を上げた。
ヤン社長のこのような感情的な対応は、逆に世論を悪化させた。肝心の疑惑部分は言及せず感情に訴えたのが、麻薬スキャンダルという大事件を誤魔化そうとしているのではないかという叱咤もあふれた。事件が起きてから10時後に出した解明が、全く問題解決に何の助けにもなれなかった形だ。
本当に白であれば、ごまかし式の解明よりも事実に基づいた立場表明が必要な時だ。
THE FACT|イ・ダウォン記者

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