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「自由が丘で」ホン・サンス監督が 加瀬亮を抜擢した理由

THE FACT JAPAN / 2014年8月29日 17時33分

映画「自由が丘で」の主演を務めた俳優の加瀬亮。|キム・スルギ記者


「3人のアンヌ」などで世界的に高い評価を得ている韓国の鬼才ホン・サンス監督(55)が、新作映画「自由が丘で」で、日本俳優の加瀬亮(39)をキャスティングした理由を明らかにした。
29日、同映画のマスコミ試写会が、ソウル市内にあるロッテシネマ建大入口店にて開かれた。会見にはホン監督を筆頭に映画の男女主人公を演じた加瀬亮、韓国女優のムン・ソリらが出席した。ホン監督は加瀬を男主人公のモリ役に起用した理由として「2013年頃だったと思いますが、他の作品で日本に行ったことがあります。当時雑誌のインタビューがあって、インタビュアーとして加瀬さんがいらしたんです。彼が僕に好感を持っていることが感じられました。インタビューが終わって廊下で一緒にタバコを吸いましたけれども、“僕とやる?”と尋ねたら、彼は喜んで応じてくれました」とコメント、現場を沸かせた。
監督は「そう話したあと、数ヶ月後に映画を撮ることになりました。加瀬亮という俳優は、優しくて良い考えを持っている良い人です。だからこの人と必ず映画を撮りたいと思って、今回一緒にさせていただくことになりました」と付け加えた。
映画「自由が丘で」は、人生の中で大切だったひとりの女性を捜すために韓国を訪れた男、モリの物語を描いていく恋愛ドラマ。今年の韓国内作品の中では唯一、ヴェネツィア国際映画祭のリジョンティ部門に進出している。映画は9月4日、韓国で全国公開される。(日本は12月公開)
THE FACT|キム・ガヨン記者


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