イ・ビョンホンが処罰不願書を提出…善処ではない“降伏宣言”か
THE FACT JAPAN / 2015年2月14日 15時44分
俳優イ・ビョンホン(44)が自分を脅迫した容疑で懲役宣告を受けた被疑者のイ・ジヨン(24・モデル)とキム・ダヒ(20・歌手)に対して、処罰を望まないという内容の処罰不願書を裁判所に提出した。一見すると被害者として慈悲をほどこしたかのように見えるが、自分に対する急激な世論の悪化に、“白旗” を掲げたのと違いがない選択だ。
イ・ビョンホンは13日、イ・ジヨンとキム・ダヒの控訴審を担当するソウル中央地方裁判所第9刑事部に処罰不願書を提出した。イ・ビョンホンの所属事務所であるBHエンターテイメントは同日、「被疑者側から継続して合意を求められた。それを受け入れることにして、処罰不願書を提出した」と明らかにした。
脅迫罪は反意思不罰罪に該当する。これは告訴がなくても捜査を進めることができるが、被害者が被疑者に対する処罰を望まないという意思を示した場合、強制的に処罰することはできない犯罪を意味する。今回イ・ビョンホンの処罰不願書の提出で、事実上二人の被疑者に対する処罰は、これ以上行われないものと予想される。
結果だけを見れば、被害者の善処となる。しかし1審裁判が終わると、世間の非難は被疑者たちではない、イ・ビョンホンに向かった。人々は、「妻がいる男が、20歳も年下である若い女性と不適切な関係を持った」と厳しい声をあげた。
非難だけではなかった。裁判が進む中、イ・ビョンホンとイ・ジヨンが交換したスマートフォン上のメッセージが公開され、イ・ビョンホンは“嘘つき”とも言われた。被疑者たちは1審公判中、「イ・ビョンホンとイ・ジヨンは恋人関係であり、イ・ジヨンがイ・ビョンホンからのスキンシップを拒むと、一方的に別れ話を持ち出してきた。二人の犯行はそのために行われた偶発的な行動だった」と主張した。これに対してイ・ビョンホン側は「被疑者たちの一方的な主張である」と恋人関係などを否定した。
しかし、「ロマンチック、成功的」という言葉(イ・ビョンホンがイ・ジヨンに送ったメッセージの一部)は、イ・ビョンホンに深刻なダメージを与えた。1審で裁判部は、「イ・ビョンホンはイ・ジヨンに気持ちがあったものの、イ・ジヨンはイ・ビョンホンを異性として好感を持つより、彼に金を得ようとする気持ちが大きかったと思われる」と、イ・ビョンホンの不適切な行動を確実に指摘した。より大きな問題は、単純にイ・ビョンホンに対する世論の悪化だけではなく、彼の芸能活動自体に大きなダメージを与えたことだ。
イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ゴウンらが主役を演じる映画「侠女」の場合、脅迫事件が浮上したことで、未だに公開時期を決められない状況だ。さらに、イ・ビョンホンが悪役を演じるハリウッドブロックバスター「ターミネーター:ジェネシス」は、紆余曲折の末、7月公開を確定したものの、韓国での成功の可否は不透明とも言われている。
結局イ・ビョンホンは、訴訟を終える方法として処罰不願書を選択した。所属事務所は「世間を騒がせたことについて、本人が深く反省している」と伝えつつ、これを裏付けた。おそらく彼にとって処罰不願書は、最後に残った一枚のカードだったかもしれない。これ以上を引きずれば、状況はもっと悪化するばかりという判断から出た事実上の降伏でもある。落としてしまったイメージが回復されるには、時間がかかるはずだ。しかし、これまでの過程を振り返ってみると、彼の決心は悪くない選択になりそうだ。
THE FACT|イ・ゴンヒ記者
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