「華政」の監督、イ・ヨニを抜てきした理由“まなざしから欲望が見えた”
THE FACT JAPAN / 2015年4月7日 20時50分
「華政」の演出を務めるキム・サンホ監督が、女優イ・ヨニ(26)を抜てきした理由を明かした。
7日午後、ソウル・上岩洞にあるMBC新社屋で、新月火ドラマ「華政」(脚本:キム・イヨン、演出:キム・サンホ、チェ・ジョンギュ)の制作発表会が行われた。会見には、ドラマの主役を演じるチャ・スウォン、キム・ジェウォン、ソ・ガンジュン、ハン・ジュワン、チョ・ソンハ、女優イ・ヨニ、そしてキム・サンホ監督が出席し、キム監督は、ヒロインのイ・ヨニに対して「俳優は、隠された欲望を表現できる力が必要だが、ヨニさんには、その美しいまなざしの裏に隠された欲望がありました」と絶賛した。彼女を貞明公主役に抜てきした理由については、「ヨニさんは妙な魅力があります。それはまるで少年のようなもので、そういうところがあったから貞明公主役にキャスティングしたんだと思います。実際日本ロケで男装をさせて撮影してみたら、中性的な魅力があって独特な感じでした。適切な配役だと思っています」と説明した。
これに対してヨニは、「プレッシャーもありますが、楽しく撮影に臨んでいます。大河ドラマならではの魅力もあって、勉強になることもたくさんありますし、紅一点としてたくさんの男性の方々に囲まれて演技しているので、みんな優しくしてくださるんです」と笑顔をみせつつ、「一生懸命がんばりたいと思います。強引な姿をみせる場面もあるので、自分なりで練習しています」と演技変身を予告した。
イ・ヨニが演じる貞明公主(朝鮮後期の王族。宣祖と仁穆王后の娘。永昌大君の姉である)役は、全50話作となるこのドラマの主人公。高貴な身で生まれたものの、権力闘争の中、死んだ者として身分を隠して生きるしかなかった悲運の姫である。
新月火ドラマ「華政」は、混沌の朝鮮時代を舞台に、権力に対する人間の欲望と嫉妬を描く大河劇で、ドラマ「ファンタスティック・カップル」(06)、「私の心が聞こえる?」(11)、「アラン使道伝」(12)などを演出したキム・サンホ監督と、時代劇「イ・サン」、「トンイ」、「馬医」などを執筆したキム・イヨン脚本家が意気投合した作品。現在放送中の「輝くか、狂うか」の後番組として、4月13日(月)夜10時から、韓国のMBCチャンネルで初放送される。
THE FACT|芸能チーム
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