「イ・ミンホもキム・スヒョンも俺のもの！」新韓流を主導する中国の本音とは？

キム・スヒョンと一緒にもう一人の新韓流の主役はイ・ミンホだ。イ・ミンホの中国内での人気を実感させたのが、CCTVのバラエティ「チュンワン（春晩）」出演である。「チュンワン」は7億人以上が視聴する中華圏最大規模の特集番組で、昨年には韓国芸能人では初めてイ・ミンホが招待され、「花より男子〜Boys Over Flowers」の主題歌を歌った。
イ・ミンホは中国ファンの間で「チャンツイ」（長い脚）、「オウバー」（兄）の愛称で呼ばれる。彼が巻き起こした熱風は、10年以上前にペ・ヨンジュンが日本で「ヨン様」と呼ばれたものと似ている。それが、中国がプライドを捨てながらも、イ・ミンホの獲得に躍起になる理由だ。
最近、韓国バラエティ番組界で名声をとどろかすキム・ヨンヒ監督の中国進出は、韓国に示唆することが大きい。彼が数多くのバラエティを大ヒットさせた監督。「彼を動かしたら、韓国放送界のトップMCであるユ・ジェソクやカン・ホドン、シン・ドンヨプなども動かせる」という今後の韓国芸能スターの獲得まで視野にいれている布石とみられる。
エンターテイメント事業の成功や主導権は、結局お金に左右される。キム監督に続いてMBCの看板PDであるイ・ミンホ監督が中国の有名なプロダクションに移籍したのを見れば、中国の思惑が何なのか推測できる。トップ韓流スターを追うだけではなく、最初から彼らを直接操るコントロールタワーを狙っているのだ。
THE FACT｜カン・イルホン記者