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『匂いを見る少女』(原題)パク・ユチョン KNTVオフィシャルインタビュー

THE FACT JAPAN / 2015年6月29日 17時26分

©SBS


――最初にシノプシスを読んだときの感想を教えてください。 ドラマをご覧になる方には、わからない部分かもしれませんが、これまでの作品とはまた違った向き合い方で挑んでいます。というのも、台本を読んで最初に感じたのは、作品の面白さや楽しさよりも、ムガクという役をうまく演じきることへの心配でした。心に大きな傷を抱えたキャラクターが、のちのち見せることになるコミカルな演技。なかでもいちばん悩まされたのは、“無感覚”という設定です。どうやったら自然に見せられるかと、いろんな想いがめぐってしまい、「とにかく頑張ろう」というポジティブな気持ちよりも、不安のほうが先立つスタートでした。
――演じているチェ・ムガクという役の説明をお願いします。 ムガクは、もともとは若者らしい明るく生きる青年でした。両親がいないので、たったひとりの妹を可愛がって仲良く暮らしていたのですが、ある事件によって妹が死んでしまい、ショックから感覚を失い、笑顔も失い、無愛想な性格になってしまいます。そんな彼がチョリムと出会い、彼女のおかげで笑顔を取り戻し、少しずつ失われた感覚も取り戻していく。そんな人物です。
――ムガクとパク・ユチョンさんの共通点はありますか? もちろんありますよ。僕はいつも、自分の素の部分や性格を演技に取り入れるほうなんです。特に日常生活のようなシーンを撮るときは、どう演じたら自然に見えるかを重視するので、なおさらですね。このドラマの場合だと、チョリムとギャグ漫才するシーンは、かなり“ありのまま”ですよ。ムガクを意識してしまうと、かえって面白くなくなってしまうので「これは捨て身でやるしかないな」と(笑)。
――シン・セギョンさんと共演した感想はいかがですか? 会う前のイメージとギャップがありましたか? シン・セギョンさんとは、シナリオリーディングの集まりで初めて会いました。彼女といえば、これまでの作品の印象があって、ちょっと内向きで神秘的なイメージでしたね。『青い塩』という映画を見ていたので、その印象が強かったんですよ。でも実際に会ったセギョンさんは、元気で明るくて、何よりも若くして芸能界に入ったからか、とても礼儀正しくて不平ひとつ口にしない、大変なことにもじっと耐える人。相手役の僕としては、そういうところが本当にありがたく、また申し訳なく感じるほどです。演技の相性もよくて一緒にいて楽しいですね。あと、リアクションもすごくいいんですよ。演技のリアクションとうよりも、リハーサルの時だったり、日常会話だったりと、いろんなやりとりのなかでの反応がとても良くて、楽しく過ごしています。
――ナムグン・ミンさんやユン・ジンソさんとのエピソードも教えてください。 そうですね、みんなでいつも楽しくやっていますし、気を遣ってくれる方ばかりで、現場の雰囲気もとてもいいんです。ナムグン・ミン先輩は兄貴分として、僕の話をよく聞いてくれます。演技に関することで「兄さん、これどう思いますか?」と聞くと、「こうしてみたらどう?」と先輩の立場からアドバイスをくれるのでとてもありがたいです。ユン・ジンソさんは映画の出演経験が多い方ですよね。映画でのクールな印象とは全く逆で、よく笑って楽に演じさせてくれます。僕たちはよく、笑いすぎてNGを出すんですよ。でもそれはいいことだと思うんです。これがもし、みんな寝不足で疲れているときの、セリフを間違えてのNGだったら微妙な空気になるかもしれません。でも笑ってNGが出るので、空気も和んでかえって雰囲気がよくなるんです。
――では、最後に見どころとメッセージをお願いします。 僕はいつも役を与えられたら、最初から最後まで一貫してブレないような役づくりに注力しますが、本作ではそういったことを守りつつも、キャラクターの設定上、オムニバス形式のように使い分けて演じています。テンションのスイッチをオンにしたりオフにしたりする感じです。そんな点に注目してくだされば、より楽しんでいただけると思います。なかでもコメディ演技は、捨て身の覚悟で挑んでいます。ここでしか見られない貴重な姿なので楽しみにしていてくださいね。KNTVで日本初放送される『匂いを見る少女』、どうぞご期待ください!

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