[INTERVIEW] “カラオケの女王” チャン・ウンスクの素顔に迫る!
THE FACT JAPAN / 2015年9月1日 15時26分
1977年に韓国の番組『スター誕生』でグランプリを取り、翌78年にデビューするといきなり50万枚の大ヒット。韓国で活躍したのち95年に『無情のかけら』で日本デビューし、日本有線大賞新人賞を受賞。以降、日韓で活躍を続ける歌手チャン・ウンスクにインタビューした。-日本デビューして20年。日本進出した韓国人歌手としては第一世代といわれますが、どのような経緯で日本に来られたのでしょうか?「韓国でデビューしてから、実は日本からのオファーは何度もいただいていました。でも、韓国の仕事で忙しく、余裕もありませんでした。そうこうして年数がたち、少し余裕がでたころに、トーラスレコードさんから熱烈なプロポーズがあり、やってみようと決意したんです」-韓国ではそろそろベテランの仲間入りというころに日本に来て、一からのスタートとなったわけですよね。苦労したのでは。「それはもう、想像以上に(笑)。大変でした。まず言葉がわからない。2月に来日したのですが、最初にやったことが日本語学校に通うこと。週4日通いました。寒いとき、朝毎日…全然わからないときで、1カ月ぐらいで韓国に帰りたい、と思いました。でも、それを伝えることもままならず…(笑)」-最近は、レコード会社のスタッフに韓国語が堪能な方がいらっしゃいますが、当時はいなかったのですね。「そうなんです。最近の環境はうらやましいですね。その時は、留学生の知り合いに助けてもらって…今考えると、その人の日本語もかなり怪しかったと思いますが…そんな感じなのでレコード会社の人にいろいろ訴えても、どこまで通じていたか…でも、9月にデビューが決まっていたので、なんとか頑張って乗り切りました(笑)。そのおかげで今があるので、とてもありがたかったと思いますが」-今の日本語力を考えると、想像もできませんね。「歌詞の意味を理解して、感情を入れて歌うのはもちろんですが、発音が不十分だときちんと伝わらないでしょう。たちつてと、ざじずぜぞ、大丈夫ですよね?(笑)」-それでも、その後もご苦労があったとか?「日本と韓国のプロモーションなどのやり方の違いとか、戸惑いましたね。レコード会社が吸収合併になったり…そんなこんなで、この仕事を最後にやめよう、と思っていたクルーズライブに、テイチクレコードのプロデューサーさんがいらして、ぜひうちに、と誘っていただいて、もう一度頑張ることにしました。それから16年、ずっとご縁が続いてます」-“カラオケの女王”の異名を取るなど、チャン・ウンスクさんの楽曲はカラオケで人気ですが、その秘訣は何だと思いますか?歌いやすいから?「実は、わたしの歌は難しい、とよく言われるんです。なので、ファンの方はもちろんですが、カラオケが好きな方、演歌が好きな方が『征服したい歌』『歌がうまいことをアピールできる歌』といった感じで、歌ってくださる、という話を聞いていますが、どうでしょうか」-今年5月にリリースした『涙のエアターミナル~成田発18時50分~』を歌うポイントは?「韓国語の『ナリタバル ヨルヨドルシ オシップン』(訳:成田発18時50分)というフレーズのところですね。また、この曲は3連マイナーなのですが、一番大切な要素は歌の間合いです。休符の場所を確認して、歌が流れないようにすることがポイントだと思います」-チャン・ウンスクさんといえば、日本では演歌歌手の仲間だと思われていますが、ご本人はそのジャンル分けには疑問があるとか?「J-POPと演歌・歌謡曲が別ジャンルという考えがあるようですが、わたしにはその区別がよくわからないんですよね。少なくとも、わたしは韓国でトロット歌手ではないし、自分の音楽が演歌と決めつけられるのは心外なんです。わたしは演歌も歌うけど、ブルースとかジャズとか、いろいろなタイプの歌を歌うポップス歌手ですよ」-11月4日には赤坂BLITZで「チャン・ウンスクJazzy night Live 2015」公演が予定されていますね。「恒例となってきた公演ですが、持ち歌以外にも、明るい曲、ポップスなども歌います。スタジオミュージシャンの生バンドと、チョン・テフさんにボーカル・コーラス参加してもらいます。これまでも一緒にやってきている人たちで、テフさんも、日本でメジャーデビューして活動中の実力派歌手。期待してください。11月4日にお会いしましょう!」-日韓での音楽活動以外にやってみたいことがありますか?「若いころは、ドラマとか映画をちょっとやった時期がありましたが、その後は日本に来たこともあって音楽しかやっていませんでした。でも最近、演技の仕事も、いいご縁があったらやってみたいなと思っています」リフレッシュと体力作りのため、南山へのウォーキングを日課のようにしていると言い、ハスキーなパワフルボイスでいい歌を歌い続けるための努力は惜しまないチャン・ウンスク。演技をやりたい、というのは最近、ドラマ『仮面』を見て俳優チュ・ジフンがお気に入りになったから、というわけではないだろうが、心も外見もはつらつとした彼女だけに、演技も見てみたい気がする。その前に、まずは11月のライブが楽しみだ。チャン・ウンスクJazzy night Live 2015<概要>日時:2015年11月4日(水) 開場18:00/開演19:00会場:赤坂BLITZゲスト:チョン・テフ料金:前売6000円/当日6500円チケット:発売中問合せ先:(有)オフィス・チャンスー 03-6413-8705ハンプトンジャパン(株) 027-320-7323THE FACT JAPAN|野﨑友子
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
秋元順子、アメリカの経済雑誌「Forbes」で、50歳以上のアジア人女性ランキング50に選出!
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年8月7日 17時0分
-
“歌謡界の三銃士”真田ナオキ&辰巳ゆうと&新浜レオン、演歌と歌謡曲の魅力を語る
ananweb / 2024年8月5日 18時0分
-
長山洋子 米国人夫と41歳で結婚し15年 夫は日本語を演歌で勉強「カラオケが大好き」も困ることとは?
スポニチアネックス / 2024年8月2日 16時21分
-
《ちあきなおみ・デビュー55周年でサブスク解禁》圧倒的な“存在感”と“説得力”で人々を魅了した“憑依型歌手” 城之内早苗は「凄まじい衝撃を受けた」
NEWSポストセブン / 2024年8月2日 12時13分
-
私服も話題の演歌歌手・細川たかし「派手なのを着て、みんなに“おぉ~!”って言われるのがいい (笑) 」
ananweb / 2024年7月28日 15時0分
ランキング
-
1「Googleを敵に回したのがマズかった」活動休止のフワちゃん、テレビ以外の“逃げ場”も八方塞がりか
週刊女性PRIME / 2024年8月11日 14時0分
-
2櫻井翔 昭和の名歌手の戦争体験に驚き 笑顔で出撃の16歳思う涙に「あまりにも違う現実」
スポニチアネックス / 2024年8月11日 17時39分
-
3KinKi Kids堂本剛、7年ぶり「しゃべくり007」出演 街で驚いたファンの行動も明かす
モデルプレス / 2024年8月11日 18時45分
-
4中丸雄一に"共演者キラー"の横顔も…「シューイチ」で妻の笹崎里菜アナも有名女優もゲット
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月11日 9時26分
-
5ランジャタイ伊藤幸司、芸能活動休止を発表 未成年女性との不適切な関係発覚【コメント全文】
モデルプレス / 2024年8月11日 11時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)