女性アイドルスター「恋と別れの循環法則」
THE FACT JAPAN / 2015年10月19日 15時26分
アイドルは、“恋愛と別れの繰り返しで精神的にも音楽的にも一層成長する”といわれる。おそらく「若い年齢でデビューした彼らがある瞬間恋に目覚めて、別れの痛みを経験し、音楽的にも自然に段々深くなる」と、極めて肯定的な視点から見た解釈だろう。厳しいルールと掟に従わなければならない彼らの“恋愛さえも自分勝手にできない”現実を十分考慮した分析だと個人的に思う。だから一部の人々は、IUやテヨン(少女時代)、ハラ(KARA)の音楽が、恋と別れの隙間から確実に成熟したとも言う。IUがチャン・ギハと恋をしながら音楽的な深さまで共鳴したとしたら、非常に肯定的なことである。これまでの音楽的な達成が誰かとの恋と決別の過程で生まれた結果であれば、IUの恋愛は彼女の音楽的成長に繋がる肯定的な出来事である。アイドルスターたちも人であり、感情をどうすることができない青春でもある。人生の最も美しく熱い年に、誰かに出会って良い感情を持って恋をするようになるのは、あまりにも自然なことだ。満開した青春男女が誰かを愛していないことこそが、もっと可笑しいことだろう。どんなに大衆の評判が重要なアイドルとしても、恋愛することまでやめさせるのは度を過ぎる過酷な処罰だと思う。少女時代は韓国ガールズグループの象徴のような存在だ。所属事務所SMエンタは、可愛いイメージを売りにする日本アイドルとは違って、強烈なイメージと歌唱力、ダンスの実力を前面に出して「アイドルの新しい概念」を作った。めまいがするほど多かったメンバーの数が最初はハードルになったが、結果的には最も多くのファンを持つ強みになった。化粧気のない10代のみずみずしさと純粋さから、ある瞬間20代の健康なセクシーさに変身したと思ったら、いつの間にか成熟した女性のイメージで近づいてきた。そして、まるで約束でもしたかのようにメンバーたちは次々と恋に陥った。彼女たちの可愛さと若々しさとセクシーさを胸に抱いていたファンらが寂しい思いをしようがしまいが、少女時代のメンバーたちは熱愛リストに自分の名前を記入させられた。スタートはユナが切った。相手はイ・スンギだった。ユナは少女時代のメンバーの中で初めて「恋に落ちた」女性であることを確認させた。追いつく形でスヨンが俳優チョン・ギョンホと恋人であることを認めた。無傷の花で残ってほしいというのは、過度の欲だったのか。ファンたちはずいぶん前から現実を淡々と受け入れた。他のメンバーたちも後に続いた。ティファニーがニックンとの熱愛を知らせたのに続いて、テヨンがベクヒョンとの熱愛を公式化した。さらに、ヒョヨンとジェシカも熱愛説に巻き込まれた。ユリは野球選手と恋人に発展した。特にテヨンの恋愛は衝撃だった。テヨンの場合、相手がファン層が最も強いEXOのメンバーだった。2人の恋愛で、少女時代はもちろん、EXOまで危機に瀕した。しかも当時、長い間韓国で活動していなかった少女時代は、主舞台であった日本での領域さえ減り、居場所を失っていったところだった。競争的に加えたメンバーたちの熱愛ニュースは、もはや少女であることを自ら放棄したものに見えた。ガールズグループが備えるべきの“神秘”は消え、ガールズグループの生命とも言える若々しさは恋に陥った彼女らからもう見られなくなった。ガールズグループに恋愛を禁止する理由は“神秘”の指数が落ちることからだ。しかし、彼女たちは長年の彷徨の末、音楽より恋愛を選択した。最初は、彼女らが誰とどのように恋愛して、どのように愛を育てていくのかが非常に気になった。しかし、競争的な恋の知らせに好奇心と神秘さは徐々に低くなってファンの関心も減っていた。「少女時代」の代わりに「女性時代」と呼ばれ、また「熱愛時代」という皮肉が聞こえ始めた頃、決別の便りがちらほら伝えられた。“会うは別れの始め”、“出会いがあれば必ず別れがある”という。最も遅く熱愛事実を知らせた少女時代のメンバー・ユリは、交際6ヶ月を越さず、最近決別した。すでにテヨンとユナ、ティファニーも決別を公式に発表した。恋も別れも流行のように思うほど、少女時代のメンバーたちの間では最近、「決別」という新しい波がやってきたようだ。少女時代は恋と別れの渦を経験しながら、ガールズグループのアイコンに生まれ変わることができるのか。彼女たちのこれからの歩みが注目だ。THE FACT|カン・イルホン記者
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