「第23回釜山国際映画祭」が開幕!
THE FACT JAPAN / 2018年10月5日 17時7分
2014年、映画「ダイビング・ベル セウォル号の真実」の上映騒動以来、正常化を約束した「釜山国際映画祭」がついに新たな出発へ乗り出した。
4年ぶりとなる「釜山国際映画祭」は今年で23回目の幕開け。釜山の海雲台にある映画の殿堂にて俳優キム・ナムギルとハン・ジミンの司会で開幕式が行われた。レッドカーペットでは、国内外の映画関係者、アーティスト、役者たちが登場。韓国からはチャン・ドンゴン、ヒョンビン、イ・ナヨン、パク・ヘイル、スエ、ユ・ヨンソク、キム・ヒエ、キム・ヘスク、イェ・スジョン、ナム・ギュリ、イ・ハニ、ナム・ジュヒョク、アン・ソンギ、イ・ボヒ、シン・ソユル、ハン・イェリ、チェ・スヨン(少女時代)、キム・ギュリ、キム・ボソン、チェ・ヒソ、チン・ソンギュ、リュ・ヒョンギョン、キム・ウィソン、キム・デミョンらが、日本からは東出昌大、唐田えりか、井浦新、安田顕、國村隼らが登場して歓声を浴びた。
開幕式は韓国でも高い人気を誇る世界的音楽家、坂本龍一氏のピアノ演奏で始まった。坂本氏は「今年のアジア映画人賞」(The Asian Filmmaker of the year)の受賞者にも選ばれた。「朝鮮半島の現在は同じアジア人として本当におめでとうございます。私が音楽を担当した『マイティラノ(ずっとずっといっしょだよ)』も異なる人々の間に生まれる絆を描いています。この作品が釜山国際映画祭で紹介される意味があると思います。この世界で、暴力による支配がなくなることを願っています」とし、大きな拍手と歓声に包まれた。一方、「韓国映画功労賞」にVesoul Asian Film Festivalの共同創設者で総責任者であるマルティン・テルアンヌ氏とジャンマルク・テルアンヌ氏が受賞。開幕作としては、韓国女優イ・ナヨンの6年ぶりとなるスクリーン復帰作で、韓国に暮らす朝鮮族の親子の葛藤と和解を描いた「ビューティフルデイズ」(ユン・ジェホ監督)が上映された。
「第23回釜山国際映画祭」は4日から13日まで開かれ、79カ国からの323作が上映。ワールドプレミア上映作は115作(長編85作、短編30作)となっている。
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