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「グッドドクター」放送終了、チュウォンの選択は素晴らしかった!

THE FACT JAPAN / 2013年10月9日 18時53分

ドラマ「グッドドクター」で自閉症医者のパク・シオン役を演じたチュウォンが、見事な演技変身に成功して高い評価を受けている。|KBS2TVドラマ「グッドドクター」放送キャプチャー


[スポーツソウルドットコム|イ・ゴニ記者] 平均視聴率20%という高い人気を維持しながら、月火ドラマの王として君臨してきたKBS2TVドラマ「グッドドクター」(脚本 パク・ジェボム、演出 キ・ミンス、キム・ジヌ)が8日、放送終了した。ドラマの人気の中心には、自閉3級とサヴァン症候群を持つ男子主人公、パク・シオン役のチュウォン(26・実名:ムン・ジュンウォン)がいた。「製パン王 キム・タック」以降、ブランクなく地道に作品活動をしてきたチュウォンは、「グッドドクター」で演技変身とともに俳優としての成長を証明した。
◆自閉症演技に対する心配の声、絶賛に変わった!「グッドドクター」のキャスティングが確定され、初放送までも自閉症医者を演じるチュウォンに対する心配の声は絶えなかった。前作で主に動的な演技を披露してきたチュウォンだったため、彼に対する懸念はもっと厳しいものだった。しかし、第1話でシオンが子ども時代から大人になってから、その心配は好評と変わってきた。自閉症は完治されず、どこかが不安な視線、委縮された姿勢、休まず動く手の動作などは、実際の自閉症に近いものだった。話し方も、精神的な未熟から出てくる、意図されたことが感じられないほど、自閉演技に溶け込んでいた。
サヴァン症候群による優れた空間知覚力、恐ろしい暗記力を発揮する場面でも、チュウォンの芝居は輝いた。発音さえ難しい医学用語を継続して詠ずることは大したことでもなかった。むしろ何気なくストレートで相手を困らせるセリフを吐き、天津浪漫になる表情演技と、手術室で突然パニック状態になってしまう繊細な演技は、彼がどれほどシオン役に充実しているかが感じられる部分だった。

◆恋に落ちた男、“女心”は魅了される多くの視聴者の中から、特にチュウォンが女性視聴者たちを魅了したのは、相手役のチャ・ユンソ(ムン・チェウォン)に恋をしてからだ。彼は自分のことを優しく面倒見てくれる彼女に対して、自身の感情が愛であることが分かるまで、ときめく気持ちを抑えられず、いきなりしゃっくりをしたり、嬉しい表情を隠せなかったりするなど、“恋に落ちた男”を見事に表現した。しかし告白はできず、キム・ドハン(チュ・サンウク)だけを見つめるチャ・ユンソのそばで、“恋に苦しむ男”も演じてくれた。さらに彼女のためなら、キュートな愛嬌を披露したり、男らしい魅力を発散したりして“女心”を着実にゲットした。
◆チュウォンとパク・シオン、魂となるキャラクターに出会えたチュウォンの演技が際立った理由は、彼が自閉演技をしたからではない。かわいらしい魅力をみせたからでもない。それは、彼がこれまで演じてきた既存作品とは確実に違う演技変身に成功したからだ。デビュー作であり未熟な演技力で厳しい批判を受けた「製パン王 キム・タック」以来、わずか3年でチュウォンの演技力はわけが違うものとなっていた。休まずに映画、ドラマなどに専念したため、彼に対するイメージが変わってしまう恐れもあったが、地道な作品活動はむしろ彼の演技力を成長させる肥になった。
前作「カクシタル」「7級公務員」などでは、体を惜しまないアクション演技で絶賛を受けたチュウォンだが、今作では精細な感情演技を見事に披露して、俳優としてさらに成長できる可能性をみせた。これは皆「グッドドクター」のパク・シオンはチュウォンに出会い、チュウォンはシオンを演じたからである。
こうしてチュウォンは、実力派俳優としていっそう成長し、今後はさまざまな作品でよりたくさんのキャラクターが演じられる能力まで証明した。すでに彼の次期作が期待される理由でもある。

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