YG創設者、「G-DRAGONとソ・テジは、180度違う天才」
THE FACT JAPAN / 2014年1月28日 10時42分
“ソ・テジが一本気なら、G-DRAGONは八方美人”
YGエンターテインメントの創設者、ヤン・ヒョンソク代表プロデューサーは、1990年代の韓国大衆歌謡歴史の中で、天才と呼ばれながら作詞、作曲、プロデュースまで全ての技芸に長ずるソ・テジとともに、3人組グループ“ソテジワアイドゥル(ソ・テジと子供たち)”のメンバー(ラップ・振り付け担当)として活動した。その後プロデューサーに変身した彼は、現在最高のアイドルグループのBIGBANGのリーダーであり、音楽プロデューサー及び作詞、作曲家の役割まで務めるG-DRAGONを育った。なら、彼が考えるソ・テジとG-DRAGONは、どのようなところが似ていて、違うだろうか。ヤンプロデューサーは「ソ・テジとG-DRAGONは、みんな音楽的に生まれつきの天才だが、お互い180度違う類型の天才」と語った。
◇G-DRAGONは、ソ・テジと違って音楽以外に、ファッション、ダンスなど、多忙面で優れている。先日26日、ソウル・オリンピック公園体操競技場で開かれたBIGBANGの「2014 BIGBANG + α IN SEOUL CONCERT」公演直後、各メディアの報道陣が集まったところでヤンプロデューサーは、「ソ・テジは、ひたすら音楽だけを考えた。アルバムを作るためには何ヶ月も蟄居して、音楽だけに没頭するタイプだった」と回想した。
ヤンプロデューサーが見たG-DRAGONは、ソ・テジと正反対の気質を持っている。彼は「G-DRAGONをみていると、本当に不思議で、驚くことが沢山ある。音楽も優れているが、ファッションセンスが卓越した世界的なファッショニスタでもある。またダンスなど、さまざまな分野に興味が高い。音楽を作る方法もソ・テジと全く違う。他の仕事をやっていると思えば、突然きらめいたかのように素早く曲を作る」と説明した。ヤンプロデューサーはG-DROGONに過酷なトレーニングで育った。子ども時代のG-DRAONGをYGに連れてきては、一ヶ月に一曲ずつ自作曲を書いて自分に見せるように注文した。これまでヤンプロデューサーから、こうした特別管理を受けたYGアーティストはG-DRAGONが唯一だ。
ヤンプロデューサーは「僕に見せてくれた習作曲に満足したことはなかった。彼がBIGBANG『Lie』を作ってから、少しずつ彼の作曲能力を認めてあげた」と述べつつ「G-DRAGONは、幼い頃からヒップホップファンの間で自身の名前が知られているほど、特別な存在だった。僕が彼を育てたと決して思っていない。彼の能力は生まれつきだ。僕はただ、彼がよく成長できるように支えてあげて、助けてあげる役割をしただけだ」と付け加えた。
◇BIGBANGのようなグループ、また出てくるだろうか。ヤンプロデューサーは、1996年にソテジワアイドゥルが引退を宣言した直後、ヘリコプターの中でソ・テジに「これからまた、ソテジワアイドゥルみたいなグループが出てくるだろうか?」と聞いたことがあると述べた。そしてこの日BIGBANGの公演を観ながら「これからまた、BIGBANGのようなグループが出てくるだろうか」と疑問を抱いた。ヤンプロデューサーは「ソテジワアイドゥルは、わずか4年しか活動していなかった。BIGBANGを企画した時、既存のボーイズグループの限界と認識された4~5年の寿命を乗り越えたかった。今のBIGBANGは既にそれを超えているデビュー9年目のグループだ。20年以上活動できるグループになってほしい」と夢を語った。
一方、G-DRAGONはソウル公演中に、「今年の夏、BIGBANGの3rdフルアルバムを発表します」と明らかにした。来る7~8月にリリースされる新譜は、2012年以来、2年ぶりに発表する正規アルバム(フルアルバム)だ。BIGBANGはそれまで、メンバー・SOLのソロアルバム活動、T.O.Pの主演映画「タチャ イカサマ師2」の撮影など、個別活動に専念する予定だ。
ソ・テジは去年末に公式ホームページを通じて、今年の中後半に9thフルアルバムを発表する計画を明らかにした。2009年7月8thフルアルバム発表以来、4年ぶりとなる新譜だ。
イ・ジソク記者
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