[ソチ五輪] キム・ヨナとライバルたち、「“ソチ女王”の闘いは既に始まった!」
THE FACT JAPAN / 2014年2月6日 18時50分
「ソチの女王」に向けた競争がすでに始まった。 4年前のバンクーバー五輪よりも、その競争が激しくなったことは確か。キム・ヨナが生涯二番目のオリンピックのために最後の訓練に突入した中、浅田真央とユリアリーフニッツカヤ、アデリーナソートニコバー(以上ロシア)、グレイシー・ゴールド(米国)などのライバルたちも最終段階に入った。
女子シングルフリースケーティングが終わる21日まで、残りの時間は半月。しかし、「ソチの女王」を勝ち取るための作戦と準備過程で雰囲気はすでに熟している。折しも、バンクーバー五輪でキム・ヨナの指導を務めたブライアン・オーサー氏が5日、ソチ現地で日本の取材陣と会った席で、「今回は(金メダルは)浅田の順番」と言い、競争に火をつけた。彼は、「浅田は、強力なトリブルアクセルを手に入れたから、確かにいい演技を見せるだろう。(浅田の)ショートプログラムは美しくて、演技も良い」と賞賛した。
◇団体戦「もろ刃の剣」 ソチ五輪で女子シングルのみに出場するキム・ヨナは韓国で訓練した後、来る12日に後輩たちとソチに向かう予定だ。しかし、浅田などの競争相手たちはソチに続々と到着している。7日にスタートする、ソチ五輪の新設種目フィギュア団体戦のためだ。
まず、浅田は団体戦で、フリースケートを鈴木明子に任せたまま、ショートプログラム(8日)だけに出場すると見られる。ロシアの10代のライバルは悲喜が交錯した。ロシアの媒体<R-スポルト>は5日、「ロシアが団体戦の女子シングルのフリーで、ヨーロッパ選手権の優勝者リーフニッツカヤを投入する」と報じた。金メダルを獲得するために、ロシアが勝負をかけたのだ。優勝候補として挙げらている米国も、“エース”のグレイシー・ゴールドをショートとフリーのうち、少なくとも一回投入するとみられる。
団体戦は「もろ刃の剣」。金メダルを首にかけると、気軽な心で女子シングルに邁進することができる。しかし、目標が実現できない場合は、体力の低下や演技の露出、心的動揺など、負担が多く増え、本舞台の女子シングルを台無しにする可能性もある。
◇練習も作戦だ 準備過程も重要だ。キム・ヨナが五輪開幕後の12日に出国する理由には、早く行ってもソチでは練習するリンクがないというのが大きく働いた。団体戦を終えて十日間の空白が生じる浅田も練習リンクのことで悩んだ末、ソチからフライトで1時間30分ほど離れたアルメニアのエレバンを最終訓練場所として選定した。浅田は、ロシアのモスクワに行ったり、最初から日本に帰ってソチに戻る方法も考えたが、日本スケート連盟が専用練習場として借りたアルメニアを選択した。
ホームで試合を行うリーフニッツカヤとソートニコバーは、そのような面では有利な立場。現在、二人は首都のモスクワのリンクで、猛訓練中だ。二人は2ヶ月前、ロシア選手権のためにソチに一回来たことがある。同じロシアのリンクなので、氷を作る技術や環境面などで有利なのは事実。
◇キム・ヨナの強み、「負担がない」 しかし、今回の五輪を準備する心構えで、キム・ヨナのほうが他の選手より一歩先に進んでいる。既に一回の五輪優勝を果たした彼女は、「2連覇より、美しい最後を飾るためにソチに行く」と伝えた。
何も考えず落ち着いた心で軽く動く彼女の演技は、新たな全盛期を迎える原動力になっているという評価だ。その一方、浅田とロシア、米国の選手たちは彼女と違う心構えで臨んでいる。浅田は既に数回も、バンクーバー五輪の物足りなさをソチで満たしたいと明らかにした。
強い精神力は、むしろ心を重くさせる原因になる。リーフニッツカヤとソートニコバーのプレッシャーも相当なものとみられる。ニューヨークタイムズは、1日、ロシアの女子シングル選手たちを取材し、「バンクーバー五輪でロシアは、フィギュア部門で金メダルを獲得することができなかった。また、女子シングルでは、これまで一度もロシア選手が優勝したことがない」と報道した後、「我々にもダイヤモンドが手に入った」と言った2002年ソルトレイクシティ五輪の銀メダリストであるイリーナスルルツカの説明を添えるなど、二人の選手に対するロシアの高い期待感を伝えた。
ソチ(ロシア)| キム・ヒョンギ記者
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