駐日韓国文化院主催、海峡をつなぐ陶匠400年の旅「李参平と沈当吉(沈壽官家初代)をめぐって」展示会開催
THE FACT JAPAN / 2014年2月10日 12時17分
海峡をつなぐ陶匠400年の旅-李参平と沈当吉(沈壽官家初代)をめぐって-
[スポーツソウルジャパン|編集局] この度、韓国文化院では今年初めての企画展として「海峡をつなぐ陶匠400年の旅 -李参平と沈当吉(沈壽官家初代)をめぐって-」展を開催する運びとなりました。日本陶磁史の発展は、朝鮮陶工の力を抜きにしては語れません。16世紀末に起こった文禄・慶長の役(韓国では壬辰倭乱・丁酉再乱)により、韓半島から日本に連れて来られた陶工たちの技の移植により、日本の陶磁技術は飛躍的に前進したのです。そして、西日本を中心に定着した朝鮮陶工たちは、萩焼(山口県)、上野焼(福岡県)、高取焼(福岡県)、有田焼(佐賀県)、武雄・唐津焼(佐賀県)、薩摩焼(鹿児島県)などを興していったのでありました。中でも、日本陶磁史に大変革をもたらした有田焼の創始者といわれる陶匠李参平(日本名「金ヶ江三兵衛」)と、薩摩焼の雄として400年以上にわたり朝鮮陶工の血脈を守り続けてきた沈壽官家の初代にあたる陶匠沈当吉は、その代表的な存在といえましょう。彼らは、父祖の地である韓国から持ってきた陶磁の種を母の地である日本に根付かせ、その子孫や仲間たちは幾多の苦難を乗り越えながら、有田焼(伊万里焼)や薩摩焼を新しい日本の伝統文化として開花させ、海外でも高い評価を得るまでに発展させていったのです。二つの祖国から命を授かった有田焼(伊万里焼)と薩摩焼。この展覧会では、陶祖李参平と沈当吉ら先人たちの足跡に焦点をあてながら、パネルによる解説や作品・資料によって、それぞれの400年の歩みと彼らが生み出してきた陶磁器の魅力を紹介します。是非とも多くのご関心をお寄せ頂き皆様お誘い合わせの上、会場までお越し下さい。○ 会 期:2014年3月5日(水) ~ 3月22日(土) 10:00-17:00 (日曜休館、入場無料) ○ 会 場:韓国文化院1階 ギャラリーMI(1F) 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-10○ 主 催:駐日韓国大使館韓国文化院○ 協 力:沈壽官窯、陶祖李参平窯、日本民藝館
【出品作品】沈家伝世品収蔵庫・日本民藝館所蔵の特別出展作品の陶磁器約25点をはじめ、古文書(複製)など歴史資料、写真・説明の資料パネル約30点。テーマを朝鮮陶磁器の世界・有田焼と李参平、薩摩焼と沈当吉の3つに分けて展示。
【 関連記念催事 】 講演会シリーズ2014「韓日交流史」第3回「海峡をつなぐ陶匠400年の旅-李参平と沈当吉(沈壽官家初代)をめぐって」◇講師:杉山享司(日本民藝館学芸部長)◇日時:2014年3月12日(水) 開場 18:30 開演 19:00◇会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)◇交通:丸ノ内線「四谷三丁目」1番出口より新宿方面徒歩3分◇募集人員:300名様(お申し込みはお一人様2名まで、締切りは2月末日)
◇入場無料(事前のお申込みが必要です)▶ 韓国文化院のホームページwww.koreanculture.jp トップページの「イベント応募コーナー」より▶ FAX(03-3357-6074 講演会シリーズ2014第3回お申し込み係) 記入事項 1)お名前、2)連絡先、3)FAX番号、4)希望講演名、5)希望人数(2名まで)▶ 往復はがき(〒160-0004東京都新宿区四谷4-4-10 講演会シリーズ2014第3回お申し込み係) 記入事項1)お名前、2)連絡先、3)FAX番号、4)希望講演名、5)希望人数(2名まで)◇主催・お問い合わせ先:駐日韓国大使館韓国文化院 03-3357-5970
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