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会わせないように…母・田村浩子被告が出した“苦渋のアイディア”明らかに すすきの殺人裁判

STVニュース北海道 / 2024年7月1日 16時14分

2023年7月、札幌・すすきののホテルで男性の首を切断し頭部を持ち去った事件で、母親の2回目の裁判が開かれています。

娘と被害男性との間に起きた性的トラブルについて、家族内でのやりとりが明らかになりました。

(宮永キャスター)「すすきののホテル殺害事件、母親の浩子被告の2回目の公判が始まります。きょうは法廷に父親が証人として出廷。異常ともいえるいびつな家庭環境について、何を語るのでしょうか」

2023年7月、札幌・すすきののホテル客室から62歳の男性の遺体が頭部のない状態で見つかるという凄惨な事件。

この事件で逮捕・起訴されたのは、田村瑠奈被告と父親の修被告、そして母親の浩子被告の一家3人です。

起訴状などによりますと、浩子被告は娘の瑠奈被告が殺害し切断した当時62歳の男性の頭部を自宅に隠すことを認めるなどした、死体遺棄ほう助などの罪に問われています。

2024年7月1日に開かれた浩子被告の2回目の裁判。

検察側からこれまでの修被告の供述調書が読み上げられました。

「くぎを刺した。あとは相手次第」

瑠奈被告と被害男性との間に起きた性的トラブルをきっかけに犯行当日、修被告は被害男性に、娘と会わないよう電話でお願いをしていました。

さらに、修被告は瑠奈被告に「やめたほうがいい」と伝えるも、「大丈夫だから」と断られたということです。

浩子被告は会ってほしくないという表情を浮かべ、出したアイディアがー

「娘が暴力団関係者の娘という設定にして、近づいたらひどい目にあわせるぞ」

こう記載されたメモを修被告に渡していたということです。

このアイディアは修被告に却下され、娘の選択を尊重したということです。

娘の行動を止めることはできませんでした。

6月の初公判でも語られた“娘ファースト”のいびつな家族関係。

(田村浩子被告)「容認は違います。娘の犯行を止めたかったが、止められなかった」

このように語った浩子被告は「とても耐えられない状況でした」と、涙ながらに起訴内容を否認していました。

瑠奈被告が浩子被告に書かせたという誓約書にはー

「お嬢さん(瑠奈被告)の時間を無駄にするな」

「私は奴隷です」

「立場をわきまえて無駄なお金を使うな」

これをテレビ画面の目立つところに掲示。

浩子被告は奴隷のように扱われても反論したりせずに、瑠奈被告の言うことに従っていました。

徐々に明らかになってきた殺害までの経緯。

現在も裁判は続いていて、このあと修被告が証人として出廷するとみられています。

1日午後、母・浩子被告の2回目の裁判が行われました。

6月に行われた1回目の裁判では、娘・瑠奈被告との間に「いびつな親子関係」が築かれていたと冒頭陳述で明らかにされました。

具体的に話された内容の一部抜粋です。

・瑠奈被告の事は「お嬢さん」と呼び、敬語を使っていた。

・お嬢さんの時間を無駄にするな、立場をわきまえて無駄なお金は使うな、という趣旨の誓約書を書かされ、奴隷のように扱われてもそれに従っていた。

・修被告も、瑠奈被告からは「ドライバーさん」と呼ばれ、運転中であっても首を絞めて怒りをぶつけられるなどした。

・このように、家族の中では瑠奈被告が圧倒的な上位者で、わがまま放題に振る舞っていた。

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