相次ぐ個人情報流出に危機感 教育長が校長らに訓示 再発防止の徹底呼びかけ 札幌市

札幌市内の中学校で、生徒の個人情報の流出が相次いでいる問題を受け、教育長が市内各学校の校長らに再発防止の徹底を呼びかけました。

（山根直樹教育長）「児童生徒の個人情報が他者の目に触れる、あるいは広く漏えいするというあってはならない事故が発生しました」

札幌市内の市立学校の校長など、およそ３３０人が出席した研修会です。

冒頭、山根直樹教育長が危機感をあらわにしました。

中島中では５月に、事実と異なる生徒の情報が記載された資料が教室内に放置されていて、複数の生徒が閲覧しました。

あいの里東中では４月に、女性教諭が生徒の情報が書かれた資料を紛失し、その後ＳＮＳ上にも流出しました。

（山根直樹教育長）「周りからの信頼から成り立つ学校教育にとって重大な事態であった」

札幌市教育委員会は情報管理を徹底させるとしています。