「10日間で利息30％」法外な高金利で貸し付け…ヤミ金容疑で16人逮捕 北海道の男性ら被害

北海道警と福岡県警は、法外な金利で金を貸し付け利息を受け取ったとして、福岡市内に拠点を置くグループの16人を出資法違反の疑いで再逮捕しました。

16人は共謀し、2024年2月から6月にかけて、北海道の40代男性と30代男性を含む5人に金を貸し付け、計12回にわたり法定利息を大幅に上回る利息を受け取った疑いが持たれています。

警察は16人の認否を明らかにしていません。

16人は2023年9月から2024年4月にかけて、北海道の男性ら2人に法外な金利で金を貸し付けた疑いでも７月に逮捕されていました。

福岡市内の4つの拠点でSNSなどを使って利用客を募り、16人はそれぞれ「かけ子」「出し子」など役割を分担していたとみられています。

このグループは2022年1月からの2年間で、「10日間で利息30％」など超高金利を条件として約5800人に金を貸し付けていたとみられ、口座には元本と利息分を合わせて約8億3000万円の入金があったということです。

警察は16人について、メンバーを入れ替えながら犯行に及ぶ「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」とみているほか、背後に暴力団とのつながりがあるとみて調べています。